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技科大設立当初は、高専のために設立された大学であることと旧帝大などへの編入学が充実していなかったために、優秀な高専生は競って技科大へ進学し、技科大の先生方も「旧帝大に負けるな!」という熱意で満ち溢


そこで、昨年度、原点に戻って技科大の見学を大々的にやってはどうかと提案させていただきました。大阪府立高専全学科の4年生の希望者を対象にバスを借り上げて、技科大ラボツアーを実施しました。この費用は、半分を技科大が支出、残り半分を見学学生が用意(一人当たり2000円程度)しました。タダで行っては意味がないのです。学生もある程度の支出をさせることで真剣みが湧くと共に、本当に技科大に興味を持っている者しか参加しないのです。結果は、参加者はバス定員を超えましたので、先着順で機械系15名、電気系1名、化学系3名、建設系5名の24名を引率しました。学生は7時に府立高専に集合し、11時に技科大到着、そこから概要説明、昼食後、希望学科の研究室見学に入り、16時には技科大を出発して帰阪するという強行軍でした。しかし、学生の意見は、大変満足していたし、受験希望者はかなりの数になり、事実、今年度の豊橋技科大受験者は府立高専から32名となり、合格者は20名でした。このことから、「百聞は一見に如かず」が今もなお生きていることが分かります。技科大の先生方にお願いです。もっと、学生や保護者の立場に立って広報活動を行ってください。先生方もご自分のお子さんを地方大学へ送るときに、どのようなことが懸念されるか?学生はそのような中でも選択してくれることは何なのか?例えば、親の立場では、自分の子供が独り暮らしできちんと食事をしているのだろうか?と考えることはごく自然です。これにこたえるために、銭田荘などの古くからの下宿先と学食、あるいは福祉村との共同で入学から半年を目安に、食事の配給サービスを行ってはどうですか?など、学生や保護者の立場での広報を行えば、必ず良い学生は受験してくれるのではないでしょうか?人間関係が希薄になってきたといわれるこの時代であるからこそ、地方大学の温かみある学生とのかかわりを模索していただければと思います。今後の技科大の広報活動に大いに期待します!!



7月13日〜8月28日の間で、高等専門学校生から体験実習生(以下「実習生」という。)の受け入れを行いました。
体験実習は、本学における教育研究分野の実習を体験することにより、学校教育の充実及び学生の学習意欲を目的として平成11年度から受け入れを行っております。
体験実習が始まった当初は、約26の受け入れテーマに11高専、42人の受け入れでしたが、毎年、受け入れ人数が増え続け、今年は約100の受け入れテーマに33高専から延べ106名が実習を行いました。
実習生は、各テーマ毎の日程で実習を行い、教員や本学学生の指導のもと、メモをしたり、質問をするなど熱心に取り組んでいました。
実習最終日には、「とても良かった」、「企業の実習とは違う経験ができた」、「豊橋技術科学大学がどんな大学であるか理解できた」など、実習生から体験実習に来て良かったという意見を多数いただき、本学の教育・研究等を知っていただく機会を提供できたのではと考えております。
また、実習生に事故や怪我もなく、特に今年は新型インフルエンザの問題もありましたが、病気をされた方もなく無事に終了することができました。
体験実習の受け入れにご協力いただいた皆様に感謝です。
ありがとうございました。なお、実習生からのアンケートの主な集計結果は以下のとおりでした。
■実習の内容は良かったですか?
・ 良かった … 91%
・ 普通 …・・… 9%
・ 悪かった … 0%
■実習の理解度について
・理解できた … 95%
・できなかった…・ 5%
■体験実習の時期について
・早い …… 17%
・適当 …… 80%
・遅い …… 3%
■本学の宿泊施設について(学生宿舎、ひばり荘)
・良い …… 18%
・普通 …… 80%
・悪い …… 2%
■本学の体験実習の周知は十分だと思いますか?
・十分 …… 50%
・普通 ……… 38%
・足りない …・ 12%


