豊橋技術科学大学 派遣型高度人材育成協同プラン

豊橋技術科学大学
   教務課学務係
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FAX:0532-44-6547
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教育プロジェクト概要

教育プロジェクトの内容

(1)教育プロジェクトの概要

(2)教育プロジェクトの内容について

(3)実施計画について

(4)本プロジェクトの有効性及び波及効果について

(5)本プロジェクトの評価体制

(6)大学・企業及び学生との間における守秘義務、知的財産権、安全管理及び賠償責任等に対する取り扱いについて

 

本プロジェクトの有効性及び波及効果について
 世界的に急速に進行している経済産業・社会構造の変化の中で,我国が高い活力を維持し発展するためには,様々な科学技術分野で先導的役割を担うことのできる創造性豊かでかつ実践的な技術者が必要である。本学は技術科学指向を基盤として,偏差値教育とは一線を画する高専卒業生の主体的受入という新しい教育体制を採用し,到達レベルに合わせて理論と実践を交互に繰り返す独自の「らせん型教育」を実施してきた。その中で実務訓練は実践的思考能力を有する一定水準の修士課程修了技術者を社会に輩出することに貢献してきた。しかし,従来のインターンシップでは就労体験という面において大学の企業・派遣機関への依存度が高く,また受入側は機械的にプログラムを消化する一方向的な産学連携教育プログラムの色彩が強い。一方,時代の要請は益々多様化・複雑化し,産業社会は,自らが積極的に問題発掘・解決できる社会環境即応型のリーダー的人材を求めており,これには従来のインターンシップの形式ではカバーできない要素が多い。
 本プロジェクトは,綿密に計画され強化された産学連携による高度な研究開発プロセスとMOT教育を経ることによって,基礎理論や科学を理解し,かつ社会環境や市場性を的確に分析して対応していくリーダー的技術者を養成することを目指しており,従来にない新しい人材育成システムとなることが期待される。さらにMOT教育によって,起業化や特許戦略に関する能力も一段と強化できると期待される。本プロジェクトの実施によって,今まで一方向的であった産学連携において双方向からの働きかけによる相補的,相乗効果が生まれ,その結果,企業―大学間の人材育成のための高度な研究開発プロセスの構築が容易となり,かつ教育効果の向上により企業側が即戦力あるいはエリートとして真に求める高度な人材を育成できることが期待される。また,連携企業はこの教育プログラムによって自らの意向を投影したリーダー的人材の姿を具体化できる。
 企業側が求めている基礎科学知識や先端技術シーズを,MOT指向の人材育成に絡めて大学側から積極的に供給する産学連携インターンシップはこれまでにあまり例がなく,このような試みは我国のこれからの産学連携とインターンシップのあり方への道標となるばかりでなく,経済・産業社会にも大きなインパクトを与えることになろう。

 

 

 

 

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