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『福島第一原子力発電所事故を巡る技術者の「危機意識」と「人間力」』をテーマとしたキャリア講演会を開催します。

2011年6月 2日


豊橋技術科学大学では、技術者教育プロジェクト「高等専門学校教育と連続する「らせん型技術者教育」モデル―持続型社会を創造する実践的建築・都市デザイナーの養成―」※1を実施しています。

今回は本プロジェクトのキャリア講演会として、沼津工業高等専門学校特任教授の渡辺敦雄氏をお招きして、『福島第一原子力発電所事故を巡る技術者の「危機意識」と「人間力」』と題して講演いただきます。

渡辺氏は、福島原子力発電所の3号機、5号機の基本設計を担当されており、その経験を踏まえて講演いただくことにより、今回の事故について正確に理解するとともに、技術者としていかにあるべきかを考える契機としたいと考えます。

日時:平成23年6月2日(木) 14:40~16:40
場所:豊橋技術科学大学 講義棟A-101 (聴講無料/事前申込み不要)
講師:渡辺 敦雄 氏

   (沼津工業高等専門学校 特任教授。元株式会社東芝原子力事業部。
福島第1原子力発電所3,5号機、女川原子力発電所1号機、浜岡原子力発電所1,2,3号機の基本設計を担当。)
講演テーマ:福島第一原子力発電所事故を巡る技術者の「危機意識」と「人間力」
講演主旨:今回の福島第一原発の事故の本質は何か。この事故は何を明らかにしたのか。

なお、今回のキャリア講演会は、本学高専連携教育研究プロジェクト「技術者教育としての課外活動の可能性の提示と「人間力」養成メソッドの開発」※2講演会との共催で行います。

【講師からの言葉】
自分自身の反省を含めて言うと、今回の事故は、「危機管理」を最も重要視し、かつ実践してきたと自負していた「原子力村の思い上がった技術者」に対する自然の圧倒的なしっぺ返しではないか。「どのように技術者はあるべきか」が今こそ問われているのだ。その意味で、今回の技科大での講演は、技術者としての私にとっての再出発点になると確信している。

※1 技術者教育プロジェクト『高等専門学校教育と連続する「らせん型技術者教育」モデル―持続型社会を創造する
   実践的建築・都市デザイナーの養成―』
高等専門学校と連続する学部・大学院一環の実践的な技術者教育である「らせん型教育」を確立するために、大学院博士前期課程における実務家教育を充実させ、社会で直面する問題に対する適応力の高い技術者を養成するための教育改革を行っています。

※2 高専連携教育研究プロジェクト『技術者教育としての課外活動の可能性の提示と「人間力」養成メソッドの開発』
これからの社会で活躍できる高度な技術者には、「技術力」だけでなく「人間力」が求められています。本プロジェクトは社会に求められている「人間力」養成の場として、課外活動が有効であることを提示し、技術者教育における「人間力」養成メソッドを開発、構築するものです。近年重視されているキャリア教育の一つとも位置づけています。

問い合わせ先
高等専門学校教育と連続する「らせん型技術者教育」モデル
―持続型社会を創造する実践的建築・都市デザイナーの養成―
プロジェクト事務局  TEL: 0532-81-5111 内線: 7031
 

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