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第3回公開シンポジウム「次世代ロボット創出プロジェクト」を開催します。

2010年3月13日


10年後、私たちの身のまわりではどのようなロボットが活躍していることでしょう。文部科学省
産学連携による実践型人材育成事業として進めている『次世代ロボット創出プロジェクト』では、
機構設計、電子デバイス技術、情報技術、プロダクトデザインなどの多様な専門分野の協働、
および高校生から高専生、学部生、大学院生、地域企業の技術者などの多様な世代間での
協働により、10年後に活躍する新たなロボットの企画提案、プロトタイプ構築、外部展示など

を「ものづくり技術者教育プログラム」の一環として進めています。

本シンポジウムでは、次世代のメディア技術やプロダクトデザインに関する2つの招待講演、
本プロジェクトの成果報告、次世代ロボットやインタラクティブ・メディアの展示・デモンストレー
ションを通して、次世代ロボットとその関連技術、およびものづくり技術者教育について、広く
情報交換を行いたいと考えています。


                                                 記


日時:2010年3月13日(土) 12:30-17:30 (ロボット展示は、10:00-17:30) 参加無料
会場:豊橋市子ども未来館 ここにこ
  〒440-0897愛知県豊橋市松葉町三丁目1番地 (豊橋駅東口から北へ徒歩10分)
  Tel: 0532-21-5525 (http://www.coconico.jp/)

主催:文部科学省 産学連携による実践型人材育成事業
   「次世代ロボット創出プロジェクト」
   文部科学省 理数学生応援プロジェクト
   「TUTオープンチャレンジプロジェクト」
ホームページ: http://www.icd.tutkie.tut.ac.jp/pbl/
問合せ先: Tel: 0532-44-6886 Fax: 0532-44-6873 (担当 岡田)
事前登録:sympo@tutkie.tut.ac.jp まで、お名前、ご所属、連絡先の情報をお
送りください。参加登録していただいた方には本公開シンポジウムの資料集を用
意します。また、事前登録せずに自由に参加可能です。


<第3回公開シンポジウム「次世代ロボット創出プロジェクト」プログラム>

■ イントロダクション (12:30-12:50)
「次世代ロボット創出プロジェクト」の狙いと本年度の活動について
   岡田 美智男 (豊橋技術科学大学 知識情報工学系教授)

■ 特別講演 (13:00-14:40)
特別講演1. 「感覚のしくみを利用したメディア技術」
   渡邊淳司(日本学術振興会/NTTコミュニケーション科学基礎研究所)

特別講演2. 「デザインにおける形と機能とタイポロジー」
   上林壮一郎 (京都造形芸術大学准教授 プロダクトデザイナー)

■ ポスター&デモ (10:00-12:00、 14:50-17:30)
 本プロジェクトで制作された次世代ロボットやインタラクティブ・メディアに
関する紹介とデモを行います。


主な展示予定のロボット、インタラクティブ・メディア(一部は静態展示):
○ TongTongPhone (「指先でささやく」さりげないコミュニケーションメディア)
○ マコのて (人と人とをつなぐ、孫のようなロボット)
○ PaSiRii (子どもの関わりを引き出しながら、その表情を写し撮るロボット)
○ RoBoMo (バッグに入れて持ち運ぶ、モバイルなクリーチャ)
○ Sociable Dining Table II (ダイニングテーブル上に棲うソーシャブルなクリーチャ)
○ Sociable Spotlight (会話の流れに合わせながら、自律的に動くスポットライト)
○ Resonated Sociable Space (人と人との何気ない関わり顕在化するメディア空間)
○ MoCoMo (人と人との触覚的なコミュニケーションを媒介するメディア)
○ ESTB (3つで群れながら散歩したり、子どもたちと関わる、ごみ箱型のロボット)
○ COLUMN Gear (形状を変形させながら転がるロボット)
○ Be-Go II (B5サイズのパーソナルロボット)
○ TableTalkPlus (人の共同性やつながりを引き出すインタラクティブ・メディア)
○ 蒲郡みかん型コミュニケーションロボット(蒲郡商工会議所との共同開発)
○ Sociable PC (トウフのようなロボット、ロボットのようなパソコン)
○ Mawari (USBガジェットとして機能する参加型のソーシャルインタフェース)
○ ACTIVITS (人との緩やかなつながりを引き出すモバイルなメディア)
○ Muu (一つ目をしたコミュニケーションロボット)

 

<特別講演の概要、講師の略歴>
特別講演1. 「感覚のしくみを利用したメディア技術」
渡邊 淳司 (日本学術振興会/NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
講演概要:
人間は、眼を動かし、耳を澄まし、手を伸ばすことで、世界を知覚し、そのなか
で行動している。これまで発表者は、このような人間の感覚の仕組みを利用した
情報提示技術及びその芸術・エンタテインメント分野での応用を行ってきた。こ
の発表では、現在の情報技術の発展とともに、それらが、社会のなか、私たちの
生活のなかでどのような意味を持つようになるのか、考えてみたい。

講師略歴:
1976年生まれ。2000年東京大学工学部計数工学科 卒業。2005年東京大学大学院
情報理工学系研究科 博士課程修了。博士(情報理工学)。同年(独)科学技術振興
機構個人型研究(さきがけ)研究員、NTTコミュニケーション科学基礎研究所客員
研究員。2009年より日本学術振興会 特別研究員PD。現在に至る。人間の知覚メ
カニズムの研究を行うとともに、人間の感覚と環境との関係性を理論と芸術的
応用の両面から研究している。近年は、SIGGRAPHを初めとする学会活動だけでな
く、文化庁メディア芸術祭、ArsElectronicaにおいても数多くの展示を行う。

特別講演2. 「デザインにおける形と機能とタイポロジー」
上林 壮一郎  (京都造形芸術大学准教授 プロダクトデザイナー)
講演概要:
家具、プロダクト、インタラクション、空間など他分野にわたるデザインから事
例を紹介 しながら、デザイナーがあるものの形と機能を考えるとき、ものに対
してどのような輪郭 を認識しつつデザインしているかを紹介する。また、もの
にまつわるコンテクストを 取り込むデザインを研究しており、認識と形との関
係について事例紹介する。

講師略歴:
1992年千葉大学大学院工学研究科工業意匠専攻修士課程修了。同年京セラ株式会
社入社。 1995~2000年渡伊。1996年ドムスアカデミー卒業。1996-1999年スタジ
オ アンドレア・ブランジ勤務。 1999年スタジオ アルキメデス設立。
2002~2008年東京工芸大学非常勤講師。 2008年京都造形芸術大学空間演出デザ
イン学科准教授。 1997年第10回コイズミ国際学生照明デザインコンペ銀賞受
賞。 科研モノ学感覚価値研究会研究協力者。

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