豊橋技術科学大学五十年史

豊橋技術科学大学の開学から 30 年までの経緯については 40 年史にまとめられているので、この 50 年史では 40 年史 の「開学から 30 年まで」に、30 ~ 40 年の「躍動の 10 年」の内容を抜粋して加え、記述する。 40 年史では開学から 10 年を「成長の時」、10 ~ 20 年を「飛躍の時」、20 ~ 30 年を「変革の時」、30 ~ 40 年を「躍 動の 10 年」としている。 2.1 成長の時:開学から10年まで 2.1.1 学生の受け入れ開始と入学試験 2.1.1.1 主として高専からの編入学 昭和 53(1978)年度から学生を受け入れ始めた。全学の定員は、毎年、高専から 3 年次に 240 人、工業高校(工業科) と一般高校(普通科)から1年次に60人であった。それまで大学進学の窓口がほとんど閉ざされていた高専生にとっ ては、長岡技術科学大学とともに、進学する絶好の大学が出現したこととなり、多くの優秀な学生が全国から両大学に 入学し、同様に工業高校からも優秀な生徒が入学することとなった。また、2 年後の昭和 55 年度から、学年進行に伴い、 修士課程学生の受け入れが開始された。 開学10年で3年次編入学の高専生を主体とする入学システムは定着し、これに伴い学習背景の異なる多様な学生が 入学し修士課程まで学習・研究する体制が整備された。学生数の少ない大学ながら、結果的に、全国から広くいろいろ な考えをもった者が集まり、交わりながら勉学する機会も提供され、環境も整備されてきた。このシステムは、現在も 変わることなく継続されてきている。 表 1 に開学時の学部・修士の教育課程および各入学定員を示す。 表1 開学時の学部・修士の教育課程 学部課程 修士課程 入学定員 1 年次:各課程 10 名 (工業高校 5、普通高校 5) 3 年次:各課程 40 名 入学定員 各課程50名 (学年進行により昭和 55 年度か ら学生受け入れ) エネルギー工学 エネルギー工学 生産システム工学 生産システム工学 電気・電子工学 電気・電子工学 情報工学 情報工学 物質工学 物質工学 建設工学 建設工学 2.1.1.2 推薦入学と学力入試 創設時に設置された学部6課程の定員のうち、学部1年次の工業高校は全員が推薦、3年次の高専は半数20名を推 薦とする入試であり、ほぼ半数の学生が推薦制度で入学する制度が採られ、当時としてはきわめて特徴のある入試方法 2.開学から 40 年まで ―昭和 52(1977)年~平成 28(2016)年― 8 豊橋技術科学大学五十年史

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