豊橋技術科学大学五十年史

高等専門学校教員との教育・研究交流を推進するとともに、本科 4・5 年次及び専攻科生に対しては、体験実習を行い、 編入学生に対しては、入学から修学、大学院への進学、就職、指導的技術者になるまでの教育を高等専門学校教育課程 と連携して整備している。高等専門学校専攻科と連携して技術実装力の高い地域人材育成を目指す「先端融合テクノロ ジー連携教育プログラム」を推進している。また、平成30年度から博士後期課程において高等専門学校教員養成のた めの「技術科学教員プログラム」を実施しており、すでに修了生が高専教員となっている。 文部科学省スーパーグローバル大学創成支援事業「『グローバル技術科学アーキテクト』養成キャンパスの創成」(平 成26~令和5年度)では、バイリンガル講義や多国籍居住空間「グローバルハウス」などのグローバルキャンパス構 想や、多文化共生を体現できる「グローバル技術科学アーキテクト」の養成など、グローバル化に向けた抜本的な大学 変革を進めてきた。この事業を引き継いだ大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業「「グローバルテッ ク・イノベーター」を育む多文化共修キャンパスの創出へ」(令和 6 年~令和 11 年度)が採択され、本学の強みを生か した 3 つの柱『技術を科学する共修キャンパス』、『世界とつながる共修キャンパス』、『学びが視える共修キャンパス』 による共修キャンパスを創出し、技術科学創成力、グローバル共創力およびインクルーシブなリーダーシップ力を有す る『グローバルテック・イノベーター』を育成するものである。 この他、ドイツ・シュトゥットガルト大や東フィンランド大とのダブルディグリー・プログラム、マレーシア科学大 やモンゴル科学技術大とのツィニングプログラム、海外実務訓練などを通じて、豊橋と世界を繋ぐ取り組みを実践して いる。 さらに GIKADAI 数理・データサイエンス・AI 教育プログラムを開始し、全学的に情報に関する教育をさらに進め てきている。これは、データ科学のものづくり技術への定着を促進する包括的教育環境の整備を目指し、文部科学省の 「大学の数理・データサイエンス教育強化推進検討委員会」による評価を経て「大学における数理・データサイエンス 教育の全国展開」事業の協力校として選定された。本学では、データサイエンスを科学からものづくり技術へと展開で きる人材の育成を行っている。 2020 年当初から世界的に感染が拡大した COVID-19 のため、他大学と同様に教育方法が大きく変化した。講義室に おける対面での授業の実施が困難となり、COVID-19 の影響は約 4 年間にわたり、従来の対面による授業が実施できな い状況となり、オンライン、オンデマンド教育が急速に進められることとなった。COVID-19 が過ぎ去った後も、従来 型の対面教育だけでなく、オンライン・オンデマンド教育が組み合わされた形態で実施されている。 65 II 転換の10年

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