豊橋技術科学大学五十年史

3.2.2 教育戦略 本学の教育研究の基本理念および教育目的は以下の通りである。 教育研究の基本理念:本学は、技術を支える科学の探究によって新たな技術を開発する学問、技術科学の教育・研究を 使命とします。この使命のもと、主に高等専門学校卒業生及び高等学校卒業生等を入学者として受入れ、大学院に重点 を置き、実践的、創造的かつ指導的技術者・研究者を育成するとともに、次代を切り拓く技術科学の研究を行います。 さらに、社会的多様性を尊重し、地域社会との連携を強化します。これらを通じて、世界に開かれたトップクラスの 工科系大学を目指します。 教育目的:上記の教育研究の基本理念に基づき、本学は、技術科学の教育を通じて、豊かな人間性、グローバルな感性 及び自然と共生する心を併せ持つ先導的な実践的・創造的技術者・研究者を育成します。 教養教育として、人文・社会科学分野並びに自然科学分野、IT 分野、環境分野及び MOT 分野の基礎、コミュニケー ション分野(英語を中心とした外国語)及び技術者倫理分野等の教育を行い、専門教育として、大学院教育と連携させ るための専門基礎科目、専門科目による教育を行います。講義、演習、実験、実習を通じて、現象の本質を理解するた めに必要な学力、自主的かつ柔軟性のある思考力、創造性を養う教育を行うとともに、現実的な課題に即した実践的な 技術感覚を養うため実務訓練を課すことにより、実践的・創造的・指導的能力を備えた技術者の養成を目指します。 以上の基本理念および目的に従って教育を実施しており、さらに、国内外を取り巻く状況の変化を踏まえた取り組み の強化が求められるようになった。本学は、そのミッションを中心に据えながら、中期目標期間ごとに教育目標を見直 し、時代の要請にこたえてきた。過去 10 年間は第 3 期から現在の第 4 期の中期目標期間に当たり、教育に関する事項 は次のようになる。 第 3 期中期目標期間(平成 28 年度~令和 3 年度) 1.国籍、民族、性別を超えて、皆が学び合う活気のあふれる多文化共生・グローバルキャンパスを実現する。 2.技術を習得するとともに、技術を支える科学を探求することによって、イノベーションを創出できる人材を育成する。 3.オープンアプリケーション方式による応用展開により、融合研究力を強化する。 4.世界の人々の生活を豊かにするための新しい知・技術を創出し、その成果を社会に還元する。 5.本学で研究する研究者には十分な研究時間を提供するとともに、節目ごとの研究者の流動によって活力ある研究環 境を創出する。また、本学が実施している大型プログラムである 「国立大学改革強化推進事業」、「博士課程教育リー ディングプログラム」、「研究大学強化促進事業」、そして 「スーパーグローバル大学創成支援事業」 を誠実に推進し ていく。 63 II 転換の10年

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