談専任教員及び留学生担当のカウンセラーを配置することで、多様な学生に対して、よりきめ細かい支援を行う体制を 整え、結果、退学率・休学率について、第3期中期目標期間(平均)においては、第2期中期目標期間(平均)比 99%と、コロナ禍においても退学率・休学率を抑えることができた。また、教職員においては、研究や授業等の教育に 限らず、コロナ禍においても社会・地域貢献及び管理運営にも拡大した貢献が求められていることを踏まえ、本学教職 員の人間力の構築に資することを目的に、大学教職員としてそれぞれの階層において身につけておくべき能力や心構え について、学長が自身の経験等を踏まえた講演を行う「学長ゼミ(寺嶋塾)」を学内限定で開講した。 オープンキャンパスにおいては、従来の実施方法を見直し、参加対象を高専生及び高校生などの受験生に絞る等の変 革を行った。このことにより、受験生等に有益な情報の発信に注力することができ、アンケートにおける満足度が上昇 した。また、オープンキャンパスのために制作した動画コンテンツ(進学説明会、研究室紹介、模擬授業、学生宿舎紹 介など)を活用して、高校及び高専等に情報を発信し、高専との連携の強化、東三河地域の高等学校校長への表敬訪問 等、学長による入試広報活動を強化したことにより、1 年次の入試倍率が大幅に増加する等、寺嶋学長の強力なリーダー シップの下でコロナ禍という難局を乗り越え、顕著な成果を挙げた。 学外への影響については、スーパーコンピュータ「富岳」による新型コロナウイルス対策プロジェクト「室内環境に おけるウイルス飛沫感染の予測とその対策」に参画し、飛沫シミュレーションによる感染リスク評価、マスク素材評価、 マスク装着効果等を検証し、マスメディアでの報道、内閣官房「新型コロナウイルス感染症対策」ウェブサイトで紹介 される等、コロナ禍におけるマスクの新常識として、本学の研究成果が広く一般社会に浸透し、社会的なインパクトを 与えた。 (9)寺嶋学長の逝去 寺嶋学長は、在任中の令和 6(2024)年 5 月 21 日(火)に満 71 歳でご逝去された。葬儀は家族葬により執り行われ、 別途、若原昭浩学長代行を発起人として、同年7月31日(水)にホテルアソシア豊橋を会場に「寺嶋一彦先生お別れ の会」を執り行った。 54 豊橋技術科学大学五十年史
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