豊橋技術科学大学五十年史

ワーク型演習を実施している。 さらに、実務訓練履修学生へのインタビュー調査を行い、実務訓練を通じた成長過程や学びを取りまとめた冊子を作 成し、公開した。これにより、受入機関との情報共有を促進するとともに、産学連携による実務訓練の質的向上を図っ ている。 加えて、海外企業との連携強化を進め、海外実務訓練派遣学生数は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期 から急速に回復し、2025 年度には 64 名にまで増加した。(図 1;COVID-19 流行前:80 名(2019 年度) (2)キャリア教育推進部門 学部 1 年次の「工学概論」から、学部 2 年次の「産学共修ものづくり研究」、学部 4 年次の「実務訓練」、博士前期課 程 1 年次の実務訓練事後教育、博士後期課程 1 年次の「高度技術科学者育成特論」に至るまで、学年進行に応じたキャ リア教育を正課科目および課外教育として導入し、全学的な学修体系を整備した。 また、教育の質保証を目的として、学部 1 年次、学部 3 年次、博士前期課程 1 年次、博士後期課程 1 年次において、 非認知能力を含む汎用的能力(トランスファラブルスキル)を測定し、学修成果の把握と教育改善に活用している。 4.今後の展望 社会課題の解決にとどまらず、新たな価値を創出できる高度専門人材への需要が高まる中、産業界および学生のニー ズは一層多様化している。こうした状況を踏まえ、本センターでは産業界の実課題を起点として、学年や専門分野の異 なる学生が主体的・能動的に学び合う新たな教育モデルの構築を進めていく。 その中核として、三つの新たな取組みを相互に連携させた全学的な産学共修教育を展開する。本学が有する、高校・ 高専から大学院まで一貫した技術科学教育と産業界との強固な連携という特性を活かし、産学共創・共修キャリア教育 図3 海外実務訓練の実習の様子(マレーシア) 204 豊橋技術科学大学五十年史

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