3.6.6 技術支援室 1.技術支援室の組織と業務 豊橋技術科学大学における技術職員の組織化は、平成 22(2010)年に研究協力課内に「技術支援グループ」が編成 されたことに端を発する。その後、平成 23(2011)年 4 月、全学の技術支援を組織的に遂行することを目的として「技 術支援室」が正式に発足した。全技術職員が連携し、教育・研究支援、安全衛生管理、情報インフラの運用、ならびに 地域貢献を柱とする高度な技術・技能集団としての歩みを開始した。発足時、各学系の研究室やセンターに配置されて いた技術職員は、専門分野に基づき「先端融合研究支援」、「分析支援」、「工作支援」、「情報基盤支援」、「総合技術支援」 の五つのチームへと再配置された。 発足以来、本室は個々の技術力向上と組織としての機能強化を目指し、以下の活動を展開している。 ・ 活動報告会と技術交流:平成29(2017)年3月、開学40周年記念事業の一環として「技術支援室報告会」を挙行し、 その活動成果を学内外へ広く周知した。また、近隣の大学や研究所の技術職員を招聘する「技術交流講演会」は、 令和 7(2025)年までに 13 回を数え、広範な知見の共有とネットワークの構築に資している。 ・ 学内研修と自己研鑽:平成26(2014)年度より、技術職員が日頃の創意工夫や専門知識を共有する「学内研修」 を隔月で実施し、専門技術の継承と多機能化を図っている。 ・ 受験者応援プログラム:平成29(2017)年より、第一種・第二種電気工事士の資格取得を目指す学内の学生・教 職員を対象に、技能実習を毎年開催し資質向上に寄与している。 ・ 外部資金の獲得および受賞:科学研究費補助金(奨励研究)への申請を推奨しており、多くの採択実績をあげてい る。研究成果を各種研究会等で発表するなど、技術職員自らが研鑽に励んでいる。2023年には、これまでの業績 が高く評価され、本学技術職員としては初めて、飛沢健高度専門職員が「科学技術分野の文部科学大臣表彰 研究 支援賞」を受賞した。 ・ 危難への対応:令和2(2020)年以降のコロナ禍においては、飛沫感染防止パーティションの設計・内製(計200 枚以上)や、ハイフレックス型講義のための映像・音響環境の整備を迅速に行い、教育研究活動の継続を技術面か ら強力に支援した。 技術支援室は、今後も教育研究の一層の発展を支える技術技能集団として高度な技術支援を行っていく。 196 豊橋技術科学大学五十年史
RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=