豊橋技術科学大学五十年史

7.3 リベラルアーツ連続講演会 それまでも不定期に外部講師を招いた講演会を開催していたが、本年度から「リベラルアーツ連続講演会」として、 定期的に総合教育院主催の講演会を開催することとなった。現在まで15回の連続講演会と1回の特別講演会を開催し ており、今後も継続予定である。なお、許可が得られたものは、本学 YouTube チャンネルで動画を公開している。 8 2022年度 本年度は英語教育の成果が纏められ、2011 年から 2022 年度までの 12 年間で、本学学部生の TOEIC 平均点が 142.2 点上昇したことが報告された。これは、新カリキュラムの授業の実施に加えて、英語学習アドバイザー制度や e-learning 教材での授業外学習の機会を設けたことによる複合的な英語学習支援の成果が見られたことを意味してい る。 もちろん本年度も、リベラルアーツ教育改革の検討、GAC終了後の英語・日本語教育のカリキュラムについて検討 が続けられた。なお、本年度から開始された第 4 期中期計画に「リベラルアーツ教育の再構築」が盛り込まれ、評価指 標として「文理融合型のこれからの工学分野に相応しいリベラルアーツ教育の再構築」が明記された。 9 2023年度 本年度もリベラルアーツ教育改革の議論が重ねられ、下記の「理念」を策定した。 総合教育院では、夢に向かって対話できる技術者を育成します。技術の種は生活の中にあります。私たちが目指す のは、市民として生活する中で、多様性と普遍性の感度を育み、人間の弱さや不安に寄り添い、そこに潜む問題を 見つけ、解決できる、粘り強くてやさしい技術者です。 さらに、まず 1 年生を対象とした科目「リベラルアーツ入門」を新設し、3 年生以降については 2 ~ 3 年後に展開す る方向で検討を続けることなどが決まった。 なお、本年度末で GAC 学生の新規入学者受け入れが終了した。その対応として、「資格英語」(学部 3 年生対象)の 新設、新たな英語 e-learning 教材の導入などを行った。 10 2024年度 本年度は、リベラルアーツ教育改革が本格的に実施された初年度にあたる。具体的には「リベラルアーツ入門」(1 年生対象)、「理工学リテラシー」(2 年生対象)を新設した。 10.1 リベラルアーツ入門 2019年度にリベラルアーツ教育改革検討チームが発足して以来、各教員の実践、これまでのリベラルアーツ教育の 良い点と改善すべき点、近年の学生の気質の変化、本学のリベラルアーツ教育が向かうべき方向性等々、多くの議論が 重ねられてきた。その中で、「場」の形成、対話、レジリエンスの重要性、分野を超えた多様な視点の養成等が話題となっ た。さらに具体的な内容、方法等を総合的に議論する中で、多様な視点や価値観を養成すること、対話を重視すること、 総合教育院に多様な分野の専任教員が所属していることや、小規模大学であることのメリットを生かすこと等を生かし た案として、「異分野の教員が同時に教室にいて、学生を含めて対話する授業」というコンセプトがまとまった。「リベ 178 豊橋技術科学大学五十年史

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