豊橋技術科学大学五十年史

組および将来改革に向けて」という学内シンポジウムがオンラインで開催された。第1回めのこの回では、「各系・総 合教育院でのコロナ禍における教育の現状とコロナ後の取り組みの報告」が行われ、総合教育院からは、筆者が「コロ ナ禍のオンライン授業で明らかになったこと̶ シン・ギカダイ ディズニーランド化計画̶ 」と題して、オンライン授 業の本質、教育における「場」の重要性、技科大の教育の今後の方向性等について報告を行った(本報告を聴講した教 授会議長の要請により、その後の教授会でも同じ報告を行った)。 6.4 組織等評価 評価結果報告書 2020年11月に出た「組織等評価 評価結果報告書」で、総合教育院は全項目で「取組状況が良好である」と評価され、 「優れた点」として「人文科学・社会科学・自然科学にわたる広い分野を、ほぼカバーできる体制を構築しており、工 学部の単科大学としては、充実したカリキュラムを構成できている」、「女性、若手、外国人教員を含めた多様な分野の 教員により、多様な視点や価値観に基づく運営ができている」ことが明記された。 7 2021年度 本年度は様々なことがあった。まず総合教育院の仲間が増えた。グローバル工学教育推進機構の廃止に伴い、日本語 教育担当教員(2名)、英語教育担当教員(1名)、助手(1名)の計4名が総合教育院に移籍したのである。また長ら く検討を続けてきた教育研究分野の再編(名称変更)が行われた。さらにB棟改修工事のため、教員たちは約半年間、 学内の様々な居室に散らばり、直接会うことが困難な時期を過ごすこととなった。 7.1 日本語教育を担う 上記の移籍によって、総合教育院が本学の日本語教育を担うこととなった。これは単なる担当教員の所属変更に留ま る問題ではない。機構と院では任務が異なるからである。総合教育院の主たる任務は、正規学生の正規教育である。 2023 年度に終了する GAC 後を見据えつつ、総合教育院が担う日本語教育の在り方について、担当教員による検討が始 まった。配置換えとなった教員 1 名は本年度末で定年退職予定だったため、その半年前の 10 月 1 日付で教授 1 名が着 任し、本格的な検討が開始された。 7.2 教育研究分野の再編(名称変更) 最初に述べたように総合教育院は、社会文化分野、コミュニケーション分野、計画・経営分野、自然科学・基礎工学 分野の 4 分野でスタートした。しかし実は、旧人文・社会工学系の計画・経営の教員のほとんどは建築・都市システム 学系(新 5 系)に移籍し、総合教育院を兼務する形で計画・経営分野の科目を担当することになったのである(本務教 員は1名)。もちろんカバーする領域は、計画・経営分野に特化したものであった。しかしリベラルアーツ教育全般を 担う総合教育院としては、社会科学分野の充実が必要であった。そこで、少しずつではあるが、ポストの移行による本 務教員の増員、新たな領域(社会学)の教員採用等を行った。そして本年度に至って、計画・経営分野を社会科学分野 へ、社会文化分野を人文科学分野へと再編することができたのである。なお、社会科学分野は 4 名の本務教員が担う形 で始まった。 177 II 転換の10年

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