豊橋技術科学大学五十年史

究を推進してきた。近年は、教員人事の更新、若手教員の外部資金獲得、修士課程拡充、学修環境整備を通じて、教育 研究基盤の質的向上を着実に進めている。 また、DDPおよびIMLEXを核とする国際連携教育は、学生に複数大学での学修・研究機会を提供し、情報分野に おける国際協働力を高める重要な柱となっている。AI・データサイエンス・脳情報科学・ロボティクスを横断する本 系の特色は、こうした国内外連携によってさらに強化されている。 こうした教育・研究・国際連携の取り組みを基盤として、情報・知能工学系は次の段階へと歩みを進める。生成AI をはじめとする情報技術の急速な発展は、社会・産業・学術の構造を根本から問い直す変革をもたらしている。こうし た時代においてこそ、技術を使いこなすだけでなく、その設計・評価・社会実装を担える人材が不可欠であり、本系の 役割はより大きくなっている。 地域との連携においては、東三河をはじめとする地元産業・自治体との共同研究を通じて、現場の課題に根ざした実 践的な知の創出を継続する。同時に、国際共同研究ネットワークをさらに拡充し、世界水準の研究成果を発信し続ける ことで、グローバルな知識エコシステムの一翼を担う。ローカルな課題意識と、グローバルな研究視野を両立すること が、これからの情報・知能工学系の核心である。 50周年を節目として、今後も社会課題に向き合う実践的研究と高度専門人材育成を両立し、地域社会と国際社会の 双方に貢献する情報・知能工学系を目指す。 163 II 転換の10年

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