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新任教員紹介
- 三浦博己(みうら ひろみ)/機械工学系 教授
- 中村祐二(なかむら ゆうじ)/機械工学系 准教授
- 若澤靖記(わかさわ やすのり)/機械工学系 准教授
- 松原真己(まつばら まさみ)/機械工学系 助教
- 田村昌也(たむら まさや)/電気・電子情報工学系 准教授
- 岩田達哉(いわた たつや)/電気・電子情報工学系 助教
- 坂井尚貴(さかい なおき)/電気・電子情報工学系 助教
- 東城友都(とうじょう ともひろ)/ 電気・電子情報工学系 助教
- 松岡俊佑(まつおか しゅんすけ)/ 電気・電子情報工学系 助教
- 山根啓輔(やまね けいすけ)/ 電気・電子情報工学系 助教
- 渡辺一帆(わたなべ かずほ)/情報・知能工学系 講師
- 東広志(ひがし ひろし)/情報・知能工学系 助教
- 吉田光男(よしだ みつお)/情報・知能工学系 助教
- 松田達也(まつだ たつや)/建築・都市システム学系 助教
- 和泉司(いずみ つかさ)/総合教育院 講師
- 中村大介(なかむら だいすけ)/総合教育院 講師
- 高嶋孝明(たかしま たかあき)/国際協力センター 教授
- 澁谷晃(しぶや あきら)/国際協力センター 准教授
- 蒲原弘継(かまはら ひろつぐ)/国際交流センター 特任助教
- 中村純哉(なかむら じゅんや)/情報メディア基盤センター 特任助教
- Soda Chanthamath (ソーダ チャンタマート)/生命環境工学技術教育実施本部 特任助教
編集部だより


三浦博己(みうら ひろみ)/機械工学系 教授




中村祐二(なかむら ゆうじ)/機械工学系 准教授




若澤靖記(わかさわ やすのり)/機械工学系 准教授




松原真己(まつばら まさみ)/機械工学系 助教




田村昌也(たむら まさや)/電気・電子情報工学系 准教授




岩田達哉(いわた たつや)/電気・電子情報工学系 助教




坂井尚貴(さかい なおき)/電気・電子情報工学系 助教




東城友都(とうじょう ともひろ)/ 電気・電子情報工学系 助教




松岡俊佑(まつおか しゅんすけ)/ 電気・電子情報工学系 助教
高専・技科大人事交流制度で今年4月より旭川高専から異動してきました。こちらでは、6年ほど前から共同研究させていただいている市川研究室でお世話になっております。研究テーマとしては、FPGAと呼ばれる内部の回路を書き換えることができるLSIを用いて暗号回路の設計に取り組んでいます。豊橋での経験を旭川高専に戻ってから活かしていければと思っております。今年度1年間、よろしくお願いします。



山根啓輔(やまね けいすけ)/ 電気・電子情報工学系 助教




渡辺一帆(わたなべ かずほ)/情報・知能工学系 講師




東広志(ひがし ひろし)/情報・知能工学系 助教




吉田光男(よしだ みつお)/情報・知能工学系 助教




松田達也(まつだ たつや)/建築・都市システム学系 助教




和泉司(いずみ つかさ)/総合教育院 講師




中村大介(なかむら だいすけ)/総合教育院 講師




高嶋孝明(たかしま たかあき)/国際協力センター 教授




澁谷晃(しぶや あきら)/国際協力センター 准教授




蒲原弘継(かまはら ひろつぐ)/国際交流センター 特任助教




中村純哉(なかむら じゅんや)/情報メディア基盤センター 特任助教




Soda Chanthamath (ソーダ チャンタマート)/生命環境工学技術教育実施本部 特任助教




生物学の革命/エレクトロニクス先端融合研究所 准教授 (天伯編集部会員) 中鉢淳(なかばち あつし)
いま、生物学の世界では革命が起きています。ひとつには、おそらくどなたも一度は耳にされたことがあるでしょう、いわゆる「次世代シーケンサー」の急速な進歩と普及が大きな要因です。すべての生物は、その生物を成り立たせている遺伝情報の総体、「ゲノム」を持ち、それを構成するそれぞれの遺伝子が、適当な場所とタイミングで働くことにより、生命活動を営んでいます。シーケンサー技術の発達のおかげで、生き物がどのような遺伝子セットを持ち、その遺伝子セットをどのように使っているかを比較的容易に調べることができるようになったのです。
それに加え、あまり知られていませんが、実はもうひとつきわめて重要な革新的技術が登場しています。それは「ゲノム編集」とよばれるもので、ほとんどあらゆる生物のゲノム情報を自由自在に書き換えることのできる、夢のような技術です。いくつかの手法がありますが、人為的に加工した酵素(生物の作り出す触媒)や、細菌が本来持っている免疫系の仕組み(細菌にも免疫系はあるのです!)を利用したもので、狙った遺伝子を壊したり、他のものに置き換えたりできます。
10年以上前から研究が進められてきましたが、ここ数年で実用レベルに達し、とくに簡便で効率の高い新手法が発表されたのは、つい昨年のことです。シーケンサーを使って遺伝子の塩基配列が分かっても、それだけで遺伝子の機能を知ることはできません。遺伝子機能の解明のために最も有効な手段は、それぞれの遺伝子の構造や働き方に手を加え、生き物に何が起こるのかを調べることです。ゲノム編集により、これが格段に容易となります。また、この技術は、細菌や真菌などの微生物、動物や植物、ES細胞やiPS細胞を含むヒトの培養細胞など、きわめて広範な対象に利用可能ですので、医学、薬学、農学をはじめ、生物学の関わる、あらゆる応用分野に大きなインパクトを与えつつあります。
それに加え、あまり知られていませんが、実はもうひとつきわめて重要な革新的技術が登場しています。それは「ゲノム編集」とよばれるもので、ほとんどあらゆる生物のゲノム情報を自由自在に書き換えることのできる、夢のような技術です。いくつかの手法がありますが、人為的に加工した酵素(生物の作り出す触媒)や、細菌が本来持っている免疫系の仕組み(細菌にも免疫系はあるのです!)を利用したもので、狙った遺伝子を壊したり、他のものに置き換えたりできます。
10年以上前から研究が進められてきましたが、ここ数年で実用レベルに達し、とくに簡便で効率の高い新手法が発表されたのは、つい昨年のことです。シーケンサーを使って遺伝子の塩基配列が分かっても、それだけで遺伝子の機能を知ることはできません。遺伝子機能の解明のために最も有効な手段は、それぞれの遺伝子の構造や働き方に手を加え、生き物に何が起こるのかを調べることです。ゲノム編集により、これが格段に容易となります。また、この技術は、細菌や真菌などの微生物、動物や植物、ES細胞やiPS細胞を含むヒトの培養細胞など、きわめて広範な対象に利用可能ですので、医学、薬学、農学をはじめ、生物学の関わる、あらゆる応用分野に大きなインパクトを与えつつあります。

