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Chapter01

豊橋技術科学大学オリジナル日本酒の開発について/先端農業・バイオリサーチセンター特任教授:三枝正彦(さいぐさ まさひこ)
欧米の大学の多くにはユニバーシティワインがあり、国際交流や同窓生、大学関係者の親睦に大きく貢献しています。わが国でも近年、東北大学や弘前大学など幾つかの大学でオリジナル日本酒を開発し、国際交流や懇親活動に役立てています。豊橋技術科学大学は現在海外の54大学と大学間交流協定を締結し、学術交流を活発に行っています。そこで物語性のあるオリジナル大学酒が開発されれば国際交流や同窓生、大学関係者など集いの話題としてお役に立つものと思われます。この度内閣府の地方の元気再生事業「廃校と遊休地を利用した水源の里のルネサンス」に採択され、本学と愛知大学の三河コンヴェクションアカデミーのある新城市七郷一色地区の農業による復興を試みることになりました。本地域は、自然豊かな豊川の源流の一部に位置し、文化や伝統の育まれた理想郷「水源の里」でしたが、過疎化、高齢化が進み、旧七郷一色小学校は廃校となり、近隣の田畑も荒廃しております。そこでこの荒廃水田の復興と国際交流や関係者の親睦に貢献すべく、豊橋技術科学大学オリジナル日本酒の開発を試みました。

そこで、10年近くも休耕し荒廃した水田を開墾し、本学先端農業・バイオリサーチセンターの指導のもとに、本学と学術協定を結んでいる愛知県総合農業試験場山間農業研究所が開発した中山間地向け酒造好適米「夢山水」を栽培しました。収穫した酒米は豊橋市の福井酒造鰍ノ依頼し醸造致しました。福井酒造の杜氏今泉さんは現在愛知県杜氏協会の会長さんを務めております。

開発したお酒は日本酒愛好家向けの「天伯之城」とややすっきりした国際交流向けの「水源の里」の二種類です。お酒は720ml瓶で、純米大吟醸、夢山水100%、精米歩合50%、アルコール分15度以上16度未満で、日本酒度は「天伯之城」が5度、「水源の里」が3度でやや辛口です。2種類の日本酒のラベルのデザインは本学大学院工学研究科建設工学専攻、修士1年長井裕志さんと大浦武さんによるものです。天伯之城は本大学の通称で校舎を背景にデザインされています。また水源の里は七郷一色にある愛知県で最も落差のある「百間の滝」を組み込んでデザインされています。販売は竃L橋キャンパスイノベーションに依頼し、収益の一部は若手研究者の海外研修の基金に寄付する予定です。今回は「天伯之城」400本,「水源の里」200本のみの製造で、販売は大学関係者のみを対象に株式会社豊橋キャンパスイノベーションでの限定販売です。両酒とも素晴らしい出来ですので是非一度ご賞味下さい。また来年度以降は1200本程度を目安に製造する予定です。
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Chapter02

「光の道」,「ひばり荘」,「ヴィレッジ天伯」の紹介/施設環境課
「光の道」
2月に、夜間でも正門から学生宿舎まで安心して通行できる、「光の道」が完成しました。(配置図参照)みなさんに、「光の道」を紹介します。みなさんもぜひ一度、「光の道」を歩いてみて下さい。

大学の入口であるバス停そばの歩道には、ソーラーライトが設置されました。ソーラーライトはソーラーパネルと風車がついていて、発電した電気で夜間LEDの照明が点灯します。

バス停から中庭の方へ歩いていきますと、A棟の大講義室と中講義室の外壁(南面)が、地中に埋め込まれた水銀灯でライトアップされています。水銀灯は、大講義室側に8台、中講義室側に6台設置されていて、「A棟」と赤くペイントされた外壁をきれいに照らしています。A棟北側のテント照明と共に、夜のキャンパスを明るく彩っています。

次にC棟前の中庭の4本の樹木が、角度を調節できるスポットライト型の水銀灯で、ライトアップされています。それぞれの樹木に対して4台ずつ、計16台のスポットライトが明るく樹木を照らしています。中庭では、昨年12月からイルミネーションが飾られていましたが、3月からライトアップに切り替わります。

中庭から学生宿舎までの導線として、実習工場の東側に1基、北側に6基、学生宿舎の駐車場に1基、外灯が新たに設置され、夜間も安心して通行できる光の通路を描いています。この8基の外灯は、見た目はこれまでの外灯と同じように見えますが、低消費電力で長寿命の新しいタイプの照明器具を採用しています。


「ひばり荘」
非常勤講師等宿泊施設(通称:ひばり荘)は、講義や研究を行うために本学へ訪れる非常勤講師や国内外の研究者の方々が宿泊することができる施設です。研究施設や講義棟とはやや離れているため、とても静かな環境にあります。館内には洋室6部屋と和室2部屋があります。洋室は、ツイン1部屋とシングル5部屋があり、ツインは約16帖、シングルは約7帖の広さです。室内には、ユニットバス・ベッド・クローゼット・キャビネット・テレビ・簡易冷蔵庫・机・椅子・電気ポット・空調機が完備されています。LANも整備してありますので、パソコンを持参すれば、インターネットを使用することが可能となります。和室は、布団・クローゼット・テレビ・簡易冷蔵庫・電子ポット・布団・座卓・空調機が完備されていますが、室内にユニットバスがないため、共同のトイレとシャワーを利用していただくことになります。

このたび、床の張替・扉の塗替・照明器具の取替等改修工事を行い、従来より館内及び室内が明るい雰囲気に仕上がっております。


「ヴィレッジ天伯」
【施設整備の経緯】
現在、本学には非常勤講師等宿泊施設(通称:ひばり荘)がありますが、短期滞在研究者用の宿泊施設がありません。そこで、数ヶ月単位でも研究者の受け入れを可能にするため、ひばり荘北西側に短期滞在研究者用宿泊施設(通称:ヴィレッジ天伯)を、本年度整備しました。

【建物の概要】
建物は、軽量鉄骨造2階建で14戸(1室:20u)あります。室内は、エアコン・バス・トイレ・ミニキッチン等通常のワンルームマンションと同等の仕様です。その他、テレビ付きインターホン・追い炊き機能付きユニットバスなど最新の設備が整っています。しかも短期滞在者用のために、生活に必要な最低限の家具・電化製品もあらかじめ用意されています。

快適に暮らせること間違いなし!のヴィレッジ天伯は、もうすぐ利用開始です。

上記以外に、キャンパス構内ではいくつかの工事を行っており、学生及び教職員の方々にはご不便をお掛けしております。この場をお借りして日頃の御協力にお礼申し上げます。

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