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卓越した技術科学者養成プログラムについて/理事・副学長(教育担当) 神野清勝(じんの きよかつ)

本学は、豊かな人間性と国際的視野および自然と共生する心を持った技術科学者の育成を、教育目標に掲げています。この実現に向けて、法人化後学生に対していろいろな施策を行ってきています。その代表的なものが、学生への経済的支援・表彰プログラム"卓越した技術科学者養成プログラム"であります。以下に、その概要を示します。
1.新入生向けプログラム
(1)学部1年次生
第1年次入学者選抜試験(推薦入学、一般選抜等)で成績優秀な合格者に対し、入学料を全額免除します。(平成21年度入学者より適用)
本年度は推薦入学対象者8名が候補者となっています。 また、学力入学対象者は2月の入学試験後決定されます。
(2)学部3年次編入生
第3年次入学者選抜試験(推薦入学、学力選抜、外国人留学生特別選抜)で成績優秀な合格者に対し、入学料を全額免除します。(平成21年度編入学者より適用)
昨年夏の入試により、推薦入学対象者95名、学力入学対象者75名の学生が免除候補者となっております。
2.在学生向けプログラム
(1)学部および修士課程の在学生
成績優秀者を表彰すると共に、授業料を半額免除します。本学における成績等により対象学生を決定します。(平成20年度後期より適用)
20年度は、40名の学生が選出されました。
(2)博士後期課程の在学生
優秀な研究成果が期待できる学生に対し、経済事情により進学できない優秀な学生の進学を促し、良好な学修環境を確保させて、学生の研究力向上を目指すために、経済的に支援します。
@大学特別支援
毎年8名を大学特別支援学生として表彰し、年額100万円を上限(授業料を含む)として最短修業年限まで支援します。(平成19年度より適用)
これまでに、平成19年度6名、20年度3名(前年度6名のうち4名が継続で合計7名)がこの援助を受けております。
A教員特別支援
年額150万円を上限(授業料を含む)として単年度支援(平成18年度より適用)します。
これまでに、平成18年度3名、19年度18名、20年度6名がこの援助を受けております。
以上のような積極的な経済的支援に加えて、現在新しい学生宿舎を建設中です。
よりいっそう充実した学生への生活支援体制を確立するための施策を実施していく予定です。



語学学習にe-Learningをどう活用するか?/エコロジー工学系 准教授 田中照通(たなか てるみち)

語学におけるeラーニングは専門科目の場合とは異なり、画像や映像の配信ではなく、かつて紙媒体で広く利用されていた自習型問題集をWeb媒体に載せた形式を採用しています。いわばWeb型問題集と言った感じです。ここ数年間において多くの大学において採用されているのはアルクという会社が作ったNetAcademy2(以下NA2)というソフトです。本学でも比較的早くから語学センターに導入していたそうですが、今回のFD研修会を機に改めて紹介することになりました。NA2でできることは、利用者(学生)に対しての教材の提供、問題の採点、そして管理者(教員)に対する利用者の学習履歴記録の開示です。

総じた印象としては教材と機会を与えることで評価できる効果を現すのは対象学生の1〜3割程度に過ぎないということです。また英語での事例は表面化された一例に過ぎず、同じ根を持つ問題が他の専門分野においても生じていることを忘れてはならないでしょう。
NA2、使ってみると結構よいですよ。何もしないよりはマシ。せっかくあるのだから。そんな気持ちで始めてみませんか?まずは英語から。

