豊橋技術科学大学五十年史

「学生時代と今 就職活動について思うこと」 創立 50 周年おめでとうございます。私は 2018 年に建築・都市システム学専攻を修了し、現在は鹿島建設で施工管理をして おります。この度、50 年史への執筆をご依頼いただき、誠に恐縮ですが、当時の就職活動や仕事を通じて感じたことについて 述べさせていただきます。 1.学生時代の就職活動 当時の私は、消極的な学生だったと思います。将来の具体的なイメージを持てず、地元へ戻ることを漠然と考えながらイン フラ系のインターンに参加していました。そんな中、研究室での現場見学をきっかけにゼネコンに興味を持ち、同時期に出会っ た弊社勤務のOBの存在が後押しとなり、半ば運命的にゼネコンを志望するようになりました。スーパーゼネコンへの就職は 自分には高い目標だと感じつつも、チャンスを逃さぬよう取り組んだことを覚えています。 特にエントリーシートの作成は困難でしたが、自身の性格や価値観を見つめ直す機会となり、内にある“根っこ”を自覚す ることができました。面接では、その過程で得た気づきをそのまま言葉にできたため、落ち着いて臨むことができました。目 標に向けた努力だけでなく、これまでの積み重ねが自分を支えてくれていたことに気づいた経験でした。 2.仕事やリクルート活動を通じて 入社後は、施工管理・設計・研究所と幅広い部署を2~3年ずつ経験しています。異動直後は新入社員のような気分になり ますが、年次は上がり、求められる質は高まります。働き方改革もあり勉強の時間も限られますが、なんとかやってきました。 仕事は決して一人で行うものではないということを実感しております。学生生活も同じで、課題や試験、研究、部活動、アル バイトなど、多くの場面で協力が必要です。 リクルート活動でよく「就職までにすべきことはありますか」と問われますが、学生生活を大いに満喫する中で、多様な人 と関わり、環境の変化に向き合う力を養って欲しいと思います。豊橋技術科学大学は、その機会を多く与えてくれる大学です。 是非、アンテナを高く張り、機会を逃さず、技術者として成長する “ 根っこ ” を育ててください。 末筆ながら、創立50周年を迎えた豊橋技術科学大学のますますの発展と、在学生・同窓の皆様のご活躍を心より祈念いた します。 (2018年3月 建築・都市システム学専攻(博士前期課程)修了 吉野 貴仁) 280 豊橋技術科学大学五十年史

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