豊橋技術科学大学五十年史

国際的な教育動向など、新たな課題も存在する。高専教育は海外でも注目され、モンゴルやタイなどで制度が導入され ている。さらに、文部科学省が示す「高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)」では、高校段階から専門 性を高める方向性が示されており、これは、まさに高専をイメージしていると想像できる。将来的には、このような高 専的教育を受けた多様な学生層が大学へ接続する可能性もある。こうした変化に対応するためには、本学が持つ教育接 続の知見をさらに体系化し、柔軟かつ高度な受入体制を構築する必要がある。 3.7.1.5 これからの10年 これまでの 10 年は「連携」を制度化し、基盤を固める期間であった。これからの 10 年は「協働」を深化させ、教育・ 研究・地域創生を一体的に推進する段階である。高専の実践力、大学の研究力、地域の現場力を結びつけることができ る大学は多くない。本学はその独自性を自覚し、技術科学教育の中核としての使命を果たし続けなければならない。 MILLA はそのための統合プラットフォームであり、教育の深化、研究創出、地域価値創造を牽引する拠点である。高 専とともに歩んできた歴史は本学の誇りである。その精神を継承しつつ、次の時代にふさわしい連携と協働の姿を描き 続けることこそ、本学に課せられた使命である。今後とも関係各位のご理解とご支援を賜りたい。 210 豊橋技術科学大学五十年史

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