豊橋技術科学大学五十年史

3.6.7 産学共創キャリア教育センター 1.センター設置の背景 本学では、技術科学教育システムの中核として、実務訓練を開学(1976年)以来、学部4年次の必修科目として実 施してきた。実務訓練は6単位(7週間、1日8時間×34日)で構成され、履修学生数は年間約450名、累計では約 19,000 名(2025 年度)に及ぶ。現在も毎年約 250 機関の協力を得て、我が国における先駆的な産学連携教育として推 進している。(図 1) この実務訓練を中核とする高度な技術科学教育を基盤に、本学では産学連携教育をさらに発展させ、産業界と大学が 「共に創る」産学共創キャリア教育へと進化させることを目指してきた。急速に変化し先行きが不透明な VUCA 時代に おいては、専門知識に加え、総合知に基づき新たな価値を創造し続けることのできるキャリアアダプタビリティの高い 人材の育成が不可欠である。 以上の背景のもと、特徴的かつ先進的な産学共創教育モデルを全学的に確立し、指導的高度技術者・高度研究者の育 成を一層推進することを目的として、2024 年度に「産学共創キャリア教育センター」を設置した。 2.センターのミッションと概要 産学共創キャリア教育センターは、国内外から高い評価を受けてきた本学の実務訓練を、全学的な産学共創教育とし てさらに強化するとともに、学部から博士後期課程までを一気通貫でつなぐ産学共創キャリア教育を体系的に推進する ことをミッションとしている。(図 2) 本センターは、学内の関係組織と緊密に連携しつつ、全国の高等専門学校、国内外の企業、地方自治体等との連携を 0 100 200 300 400 500 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 㸦ᒚಟᏛ⏕ᩘ 㸧 㸦ᖺᗘ㸧 ᅜෆ ᾏእ 図1 実務訓練履修学生数の推移 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、2020 年度は全履修学 生が学内履修(国内)となり、2021 年度はオンラインにより海外機関にて 4 名 が履修した。 202 豊橋技術科学大学五十年史

RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=