3.5.2 電気・電子情報工学系における教育と研究 3.5.2-1 はじめに 電気・電子情報工学系は、旧電気・電子工学系の分野を中核に据えつつ、その発展を支える電子電気材料、光機能材 料や、プロセス技術、計測技術などの基盤技術分野と、無線通信システムや情報ネットワーク技術、あるいは信号処理・ 制御システム、生体情報システムなどの情報通信技術分野とを両輪として、この分野の次代を担う技術者・科学者の育 成と、先端的研究を行うことを目的として構想され、2015年にスタートした。系の組織は、材料エレクトロニクス、 機能電気システム、集積電子システム、情報通信システムの 4 つの分野で構成されている。構想から 5 年後の 2020 年 度に初めて電気・電子情報工学専攻修了生を送り出した。今年 2025 年度は、系の再編から 10 年を経過した節目の年と なる。 2014年度からスーパーグローバル大学創成支援事業を実施し、バイリンガル授業が定着している。コロナ禍を経験し、 オンライン授業、オンデマンド講義、系WEB会議、系WEB説明会が実施されている。最近では、HPを刷新すると 共に、電子パンフレットを作成し、情報発信に努め、高い大学院進学率を維持している。 2020 年頃から、世界的な半導体需要の急拡大によって半導体に精通した技術者・研究者が強く求められるようになっ た。大規模な資本投資も行われている。当該系は、本学のフラグシップとして、半導体人材育成を次世代半導体・セン サ科学研究所(IRES2)と連携して強力に推進している。 3.5.2-2 教育・研究プロジェクト これまでに、(1)スーパーグローバル大学創成支援事業『グローバル技術科学アーキテクト』養成キャンパスの創成 (実施期間 2014 ~ 2023 年度)、(2)JST 研究成果発展事業産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA) 「物理・化学情報をミクロンレベルで可視化するマルチモーダルセンシング技術の創出」(実施期間 2018 ~ 2023 年度) などに取り組み大きな成果を上げた。 現在、(3)大学の世界展開力強化事業「グリーンイノベーション社会を牽引するグローバル半導体人材育成プログラ ム」(実施期間 2024 ~ 2028 年度)、(4)半導体人材育成拠点形成事業(enSET)「東海地域半導体実践人材育成拠点」(実 施期間 2025 ~ 2029 年度)、(5)半導体基盤プラットフォーム(ARIM-SETI)(実施期間:2025 ~ 2030 年度)などを 遂行し、教育・研究を通じて人材育成に取組んでいる。 2016年に「一般社団法人豊橋センサ協議会」を設立し、イオンイメージセンサの社会実装を目指すため活動を開始 している。また、本系から大学発ベンチャーとして、ワイヤレス電力伝送技術をシーズとした未来の基幹インフラを目 指す「株式会社パワーウェーブ 」が2021年に設立され活動を始めている。 3.5.2-3 各分野の活動状況と今後の取組み 材料エレクトロニクス分野では、各種の新規材料開発技術を駆使した、磁気ホログラム応用、ナノフォトニックデバ イス、固体イオニクスデバイス、高性能ハイブリッド材料等の開発を行ってきた。機能電気システム分野では、次世代 電気エネルギーの創生・輸送・貯蔵・利用技術、および、それらの融合的な応用技術の開発を行ってきた。集積電子シ ステム分野では、設計から製造、評価までを一貫して行える半導体製造施設を活用した光・電子融合デバイス、スマー 151 II 転換の10年
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