豊橋技術科学大学五十年史

3.4.5.1 次世代半導体・センサ科学研究所(IRES2) 50年前の開学当初、電気・電子工学専攻の半導体大講座では3名の教授により、企業の2インチラインの寄贈を受 けクリンルームを立ち上げ、初めて学生を受け入れた翌年となる 1979 年にはそのクリンルームにおいて npn バイポー ラトランジスタ(Tr)の試作に成功した。1981 年には全国の大学・高専の先生たちに対し第 1 回集積回路技術講習会 を開催し、翌年の第 2 回は産業界からの強い要望により企業人向けに開催し、以後、2025 年度までに第 43 回を終了し ている(コロナ期は中止)。累計受講者は184社、591人に上る。このように、開学当初から産官学連携を率先し、歴 代の先生方によって多くの研究成果、社会実装の事例が積み重ねられてきた資産を継承しているのが、次世代半導体・ センサ科学研究所(IRES2)である。 1994 年に「固体機能デバイス研究施設」が稼働、2003 年に「ベンチャー・ビジネス・ラボラトリ VBL(LSI 工場)」 が竣工、2010年に前身である「エレクトロニクス先端融合研究所(EIIRIS)」が竣工し、2023年に組織改編により IRES2 となった。 組織 IRES2 では、前進となる EIIRIS で推進された「エレクトロニクス技術と生命科学や医療、農業など異分野の先端的「知」 との融合」をさらに加速・拡大するために、基礎研究部門(4分野)と社会実装部門(4分野)が連携する体制を構築 している。 ḟୡ௦༙ ᑟయ࣭ ࢭࣥ ࢧ⛉Ꮫ◊✲ᡤ㸦,5(6 㸧 ḟୡ௦༙ ᑟయ࣭ ࢭࣥ ࢧ⛉Ꮫ◊✲ᡤ㸦,5(6 㸧 ⤌⧊ 22 23 24 25 26 27 社会の「快適・最適」「安全・安心」「効率・能率」の飛躍的増進に向け、高精度かつ安定的にリアルデータを取得可 能な超微小量センサや過酷環境用センサ、さらに生体内の現象を分析可能なイオンイメージセンサやバイオセンサなど の革新的センサの技術開発を行っており、これらの成果を社会実装部門とともに、ロボティクス、情報通信、ライフサ イエンス、農業工学、環境、防災および次世代モビリティ、エネルギーデバイス等の先端的応用分野への実用化を推進 している。 比類なき特長 開学当初、3 教授により以下の 2 つの大方針が決定された。 1)プロジェクト等で獲得した設備を含め、設備は 1 か所で管理・運営し、すべての設備を教員・学生が自由に、且つ、 129 II 転換の10年

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