豊橋技術科学大学五十年史

3.4.2 科学研究費補助金の獲得状況 科学研究費補助金(科研費)獲得にむけて、研究推進アドミニストレーションセンター(RAC)ならびに研究推進 課を中心として各種取り組みを行なっている。科研費の公募要領が公開された後、全教職員に対して科研費の公募案内 を行うとともに、2004 年から、毎年科研費説明会を開催している。 当初は、科研費概要や事務局から日程・経理上の留意点などを説明していたが、その後は科研費採択に向けて、日本 学術振興会(JSPS)の研究員を務めるもしくは務めた教員による科研費の仕組みなどの説明や、採択経験のある教員 による申請書記載上の留意点・注意点の説明などを行なってきた。また、申請時に参考になるように、趣旨に同意した 研究者の過年度の採択研究計画調書が閲覧できるサービスを例年行っている。 併せて、2008年度から科研費アドバイザー制度を開始しており、各系から数名の科研費アドバイザーを選出しても らい、科研費採択率を向上させるための体制を構築している。具体的には、系などの所属教員からの申請書を、科研費 アドバイザーが種々の観点からチェックし、申請書の記載内容の向上を図っている。チェックシート自身も、種々の科 研費に関する情報や科研費アドバイザーからの意見をもとに順次改訂している。 さらに、研究推進課による記載内容や体裁の確認などの事務チェックも並行して行なっている。また、科研費アドバ イザーチェックを受けることで、基盤研究 B・C や若手研究等の採択件数の底上げにつながっており、科研費アドバイ ザー制度が有効に機能している。翌年2月末には科研費の採否が明らかになることから、RACならびに研究推進課に おいて本学の採択状況についての分析を行なっている。 次に、本学の科研費採択件数の年度推移ならびに採択額を図で示す。採択額は、新規ならびに継続を含めた総額であ る。令和 7 年度においては新規採択数 32 件、継続採択数 94 件、総計 126 件、採択額は約 3.3 億円である。採択件数、 採択総額とも、年度ごとに多少の変位はあるものの、平成 29 年度以降は概ね横ばいで推移している。 また、令和 7 年度には科研費への申請や獲得を更に目指すため、科研費セミナーを開催し、日本学術振興会から招い た講師による科研費制度全般の概要や、最近の動向に係る説明や、学内教員による科研費申請書の書き方についての講 演を行う等、科研費獲得の推進や研究の質を高めるよう努めている。 123 II 転換の10年

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