20世紀が物質的な豊かさを求めた世紀であったとするなら、21世紀は精神的な豊かさを求める時代と言えるでしょう。人は人と語らい(音声)、オーディオ(音楽)やビデオ(映像)に癒され、絵画(画像)に感性を刺激され、書物(言語)に知的な安らぎを感じます。そして現在、これらのメディア情報はインターネットで世界中に分散して共有されるようになっています。さらに将来、情報機器はロボットなどに姿を変え、マルチモーダルなコミュニケーション手段を備えて人間と共生し人の暮らしを豊かにします。それゆえ、精神的な豊かさを求めるには、メディアの本質(視聴覚)を解明する研究、メディア処理技術の研究、メディア応用技術の研究などばかりでなく、メディア情報処理の環境基盤としてのコンピュータネットワークや計算機システムの高度化研究も必要となっています。本リサーチセンターはこれらの分野・領域をカバーする次の5つのコアから構成されています。
本リサーチセンターは、以下の実現を図って行きます。
○ 情報系の研究拠点形成
○ 系横断的連携の推進と外部資金の獲得
○ 学外研究組織・研究者・高専との連携の促進(平成19年4月からは、他大学から7名の客員教員を迎えています)
○ 音声ドキュメント処理や視聴覚、信号処理ワークショップの開催
○ 学内研究発表会
今後とも、本センターにご理解とご支援をお願いいたします。
|