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Chapter01

真の連携を目指して/電気・電子情報工学系准教授 武藤浩行(むとう ひろゆき)
本学では、高専の先生方、学生さんとの積極的な交流を目指して様々な取り組みが行われています。たとえば、高専連携教育研究プロジェクトでは、教員同士の交流だけではなく研究に関連したディスカッションを通して学生さんとも接することができ、地理的には遠くても「身近な豊橋技科大」を感じてもらえると思います。

これとは別に、高専エキスパート制の導入により、各高専にお邪魔して情報交換をさせていただいております。私自身も昨年だけで6校の高専を訪問させていただきました。豊橋技科大は、高専生のために創設された大学です、と切り出すと学生さんは意外な反応を示すことに少し驚きます。少なくとも私が編入した時代(20年前?)は、高専-技科大のラインは明確であり、高専を卒業して大学に行きたい=技科大進学、だったと記憶していますが、現在では、多くの大学のなかの一つ、と捉えられているようで少し寂しい気がします。選択肢が増えたことは学生さんには良いことだとは思いますが、高専学生とともに歩んだ技科大には、編入学先としてのメリットが多いことを知ってもらえるような活動をしていかなければと再認識しています。

高専出身者が快適、かつ実力を伸ばせるような空間を準備することが、他大学との大きな違いであり、「多くの大学の中から選んでもらえる」大学として高専とともに発展できればと思っております。
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Chapter02

未来ビークルシティ事業の紹介/未来ビークルシティリサーチセンター長 角田範義(かくた のりよし)
平成16年12月に設置した未来ビークルリサーチセンターは、平成22年4月に改組を行い、平成23年4月に「未来ビークルシティリサーチセンター」と名称変更いたしました。
平成22年度から文部科学省特別経費による「サステナブルな社会における未来ビークルシティ事業:低炭素社会における安全・安心なビークルシティ」を課題とした第2フェーズに入りました。第2フェーズが目標とする“現代社会が問題としている『地球温暖化』、『高齢化社会』における自動車社会とは”から導き出される“持続的に発展可能な安全・安心都市(未来ビークルシティ)”を創生する上で、第1フェーズによって築きあげた三河港に面する周辺自治体および企業等との更なる連携が必要不可欠となります。

未来ビークルシティ事業では、以下の2つの課題に取り組みます。
1.    港湾機能を利用した低炭素なビークルシティの構築:
― 電気自動車社会に向けたモーダルシフトと災害時における拠点としての港 ―
2.    各世代の視点から見た安全・安心なビークルシティの構築:
― 「弱者」の目線による交通環境のあり方 ―

◆低炭素社会と産業育成コア◆
港湾機能を利用した低炭素なビークルシティ


・太陽光クリーンエネルギー
・電気エネルギーストレージ
・エネルギーステーション
・港湾物流
・海上輸送へのモーダルシフト
・港湾の水質改善、生態系の健全化
・港湾域の高度利用
・港湾エネルギーの有効活用


研究メンバー 
滝川浩史、廣畠康裕、青木伸一、井上隆信、
宮田譲、渋澤博幸
◆低炭素社会と安全・安心コア◆
各世代の視点から見た安全・安心な
ビークルシティ
 
・老人や子供に安全・安心な交通システム

・交通標識


・港湾未来ビークルシティを支援する再生可能エネルギー


・モーダルシフトに伴うリサイクル技術とリサイクルシステム


研究メンバー

章忠、金澤靖、滝川浩史、櫻井庸司、
角田範義、後藤尚弘、大門裕之
 
港湾機能の活用を通した低環境負荷輸送拠点・周辺地域の高齢化社会における「安全・安心」を見据えた新しい自動車社会のモデルとして、本リサーチセンターの成果を全国に波及させて行きたいと考えています。
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Chapter03

学生相談の新体制−平成23年4月から−/学生課長 内田高詩(うちだ たかし)
本学の学生相談体制は、学生相談、ハラスメント相談、健康相談、クラス担任・就職担当教員・留学生相談担当教員が受ける相談、何でも相談窓口での相談、キャリア相談によって主に構成されています。このそれぞれの仕組みが、日常的な学生との接点、すなわち指導教員、事務担当窓口、学生同士の交流などから発生する相談事項を受けとめ、さらにその仕組みを専門知識を有する医師、カウンセラーが学外機関とのネットワークを背景に支えてきました。

一方、平成19年度に160件であった学生相談件数は230件、464件と年々増加し、22年度には614件に達しました。学生の自己解決能力の低下、不況による就職難等によりさらに増加傾向にある相談件数は、様々な課題を抱える学生の潜在部分を含めての母数拡大を示唆しており、早急な相談体制のスムーズ化を求められました。
こうした状況に対応するべく、学生支援室が中心となって組み上げた今回の新体制では、カウンセラーが対応する生活、精神、対人等の相談体制に関する仕組みが次のように充実化されました。

新たに設置された学生相談室(B棟203室)と井ノ口相談員
新たに設置された学生相談室(B棟203室)と
井ノ口インテーカー
@カウンセラーの配置場所を体育・保健センターから講義棟に近いB棟203室に移動させ、学生の利便性を図り、これまで健康相談と兼ねて体育・保健センター看護師が担当していたカウンセリング予約を、新たに配置した常駐インテーカー(※)が専属で行うこととしました。この常駐インテーカーは、相談者への初回面接とカウンセラーへの橋渡しをするとともに、キャリア相談や何でも相談等への相談者の振り分けを行います。

Aアドバイザー教員を配置し、系における学生の相談窓口を拡充しました。

B学生相談連絡会の組織を、実際に相談に従事するカウンセラー、相談員、アドバイザー教員等を主体とする構成に見直し、守秘義務を徹底の上、情報交換、個々の事例の対策協議を行う場としました。

さらに今後、取り組んで行くべき事項としては、相談を必要とするべき隠れた課題保有者の探り出しがあげられます。

学生が学生を支える仕組みとして近年注目されているピア・サポートは、早い段階での課題解決、現行の相談体制ではつかみきれてない学生生活上での課題の把握、課題を抱えていても学生相談に来ない学生の掘り起こしを実現するために有効な制度です。

すでに機能している、学習サポート、チューター、フロアリーダーなどの各制度が有効に活用され、学生相談と連携した十分な体制により、ドロップアウトする学生が一人でも多く減るよう期待します。

※カウンセリングにおいて、相談者への最初の面接をインテーク(初回面接)と言い、その担当者を「インテーカー」と呼びます。
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Chapter04

新聞で報道された豊橋技術科学大学(平成23年2月〜平成23年5月)/秘書室調べ
平成23年2月から平成23年5月までに新聞に掲載された事項をまとめたものです。詳細はこちらをクリックしてください。
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