EIIRIS特別講演会「採餌行動、高脂肪餌、概日時計」を開催します。【聴講自由】
2013年11月14日
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EIIRIS特別講演会「採餌行動、高脂肪餌、概日時計」を開催します。
【日時】 平成25年11月14日(木)10:30~12:30
【場所】 本学事務局3階 大会議室
【テーマ】 「採餌行動、高脂肪餌、概日時計」
【発表者】 山崎晋 氏(テキサス大学サウスウエスタン医療センター准教授)
【使用言語】 日本語/英語
【講演概要】
概日時計は生体内に存在する内因性の振動機構であり、行動・生理・代謝のリズムを司る。この内因性振動は地球上の24時間の自然環境や社会要因に同調し、環境変化を予知する上で必要な振動機構である。それがゆえ、生物は概日時計を持ち合わせている。概日時計は生化学反応のもとに成り立っているが、精密な計時機構が生き残りに不可欠であるため、時計の振動機構は、温度やストレス、栄養状況などの攪乱に対して耐性を持っていることが知られている(Temperature Compensation, Nutrition Compensation)。しかし最近の研究では、高脂肪餌が概日時計を攪乱すること、また、概日時計の乱れが代謝系に悪影響を及ぼすことなどが指摘され始めてきた。
本講演では、まず概日時計の性質と可塑性について述べ、最近のトレンドである代謝と概日時計の関連性をいくつかの実験結果を紹介しながら考察したい。
講演会チラシはこちらをご覧ください。
担当:エレクトロニクス先端融合領域若手研究者育成プログラム支援室 wakate-sien<at>office.tut.ac.jp