3.創設期のチャレンジ精神を引き継ぐ大学の変革
高専からの編入を基本とした特色ある大学としてスタートした本学は、独立法人化という激動の中で取り巻く環境も大きく変化してきています。しかしながら、創設当時の新しい大学であることを強みとした様々な取り組みが依然として取り組まれているということを経営協議会等に参加してしばしば実感することがあります。たとえば、国立大学の法人化による大学機関別認証評価へも他校に先立って受審し、大学改革へも積極的に取り組んできていることなどは、開学当時のチャレンジ精神が脈々と受け継がれている事例ではないでしょうか。
これも、ひとえに西永学長をリーダーとする本学の先生方はじめ事務職員の皆様の苦労の賜物であると感じています。
4.変革が求められる同窓会
30周年を迎え同窓生の数も一万人に達しようとしている現在、我々同窓会の役割も変革を求められてきています。独立法人化後、どのような協力をできるかを大学側と同窓会役員の皆様と協議を続けており、同窓会名簿の大学との共有管理など一部進めています。さらに、同窓会の目的でもある「同窓生相互の連絡、親睦および啓発を図るとともに本学の発展充実に寄与させる」ということを着実に実現させるため、同窓生の皆様がより身近に感ずる研究室単位あるいは系単位での活動に枠組みを変更することも検討中です。
5.おわりに
論語の「三十而立、四十而不惑」の言葉どおり独立法人として基礎を確立した母校が、これからの十年でますます発展しつづけるよう祈念してお祝いの言葉の結びといたします。
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1981年頃
寮付近から愛車を撮影したもので 、
後に建設中のD棟が見える
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