編 集 後 記 ●寺嶋前学長より50年史専門部会の主査を拝命し、お 引き受けすることになりました。40年史という素晴 らしいお手本がありましたので、その構成を基本的に 踏襲しつつ、内容を更新する方針で編集を進めました。 部会のみなさま、担当事務のみなさま、そして何より 執筆者のみなさまのご協力により、無事完成に至り、 ほっとしております。40 年史以降の 10 年は、コロナ 禍をはじめ、さまざまな社会情勢の影響を受けた、変 化の大きい期間であったと思います。そうした変化が、 本年史に適切に記録されていることを願っています。 私は 30 周年の直後に技科大に赴任し、ちょうど 20 年 が経ちました。そして50周年の節目に定年退職を迎 えることになります。最後に50年史の編集に関わる ことができましたことを大変うれしく思うとともに、 ご協力いただいたみなさまに厚く御礼申し上げます。 (情報・知能工学系 三浦 純) ● 10 年という区切りで振り返ると、「この先はいったい どうなってしまうのだろう」と強い不安を抱いた東日 本大震災は、すでに一つ前の10年間の出来事となっ た。その後の10年の間に新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の流行が起こることなど、当時は想像 すらしていなかった。今回の年史で直近10年を振り 返ると、随所にこの感染症がもたらした影響の大きさ を改めて感じる。当時は教育をどのように継続すべき か真剣に悩んだが、多くの人々の努力によって、傷跡 を残しつつもなんとか乗り越えることができたと言え る。では、この先の10年間はどうなるのだろう。ウ クライナ情勢やイラン情勢など、世界の動きが読みづ らい状況が続いている。しかしそのような中にあって も、本学がこれからも着実に発展を続けていくことを 心より願っている。 (機械工学系 竹市嘉紀) ●開学 50 周年記念誌の編集に際し、IGNITE や学内プ ロジェクト、共同利用施設等の章を担当いたしました。 各先生方の原稿を編む中で、ペナン校を拠点とした国 際化の深化や図書館の機能強化など、この10年のさ らなる進化を克明に辿ることができました。技術科学 の真理を追究し、世界へと開かれた本学の歩みを一冊 に結実できたことは光栄です。本誌が次なる50年を 照らす道標となれば幸いです。 (電気・電子工学系 山根啓輔) ●この10年を振り返ってみるといろいろなことがあり ました。個人的には特に新型コロナ対応が印象深いで す。講義のオンデマンド対応、委員会等のオンライン 開催等、一気にオンライン対応が進みましたが、治まっ た後もその時の対応がいかされているようです。年史 を通じてそのあたりを含めてこの10年起こったこと をいろいろ振り返っていただけると幸いです。 (情報・知能工学系 村越一支) ●研究関連の編集を担当いたしました。この10年を振 り返ると、新型コロナウイルスの感染拡大と、生成 AIの驚異的な進化が、本学のみならず全世界の研究 活動に大きく影響を及ぼしたと感じます。コロナ禍で は多くの学会がオンライン開催されましたが、近年で は対面開催が中心に戻りつつあります。一方で生成 AIは今後どうなっていくのでしょうか。もはや生成 AIのない状況には戻れないように感じます。この先 の10年で、シンギュラリティは訪れるのか―楽しみ でもあり、不安でもあります。 (応用化学・生命工学系 栗田弘史) ●この度、50周年史の編集に携わらせて頂きました。 私が赴任した20年ほど前は再編の時期でした。そし て現在また大学の再編に向けた議論がなされておりま す。社会の変化に伴い、大学もまた変化していくこと は重要なことかと思います。一方で実践的、創造的な 技術者の育成という変わらない基本理念もあります。 変わること変わらないこと、どちらもバランスよく大 事にしながら、よりよい大学を目指していければと感 じました。 (建築・都市システム学系 松井智哉) ●50年史の編集にあたり、過去の年史を振り返ること から始めました。航空写真を見ると、50年の変化が よくわかり、各年史には大学の歩みが詳しく記されて います。例えば、国際化という軸から見ると、国際プ ログラムの開設、ツイニングプログラムなど多様なプ ログラムの充実、SGU支援事業などにより、本学の 国際化が着々と進んできたことがわかります。今回の 担当を通じて、年史という形での歩みの記録の意義を 改めて感じることができました。 (総合教育院 村松由起子)
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