カーボンニュートラル研究会の活動について カーボンニュートラル研究会は、若原昭浩先生(現学長)と学生たちが 2021 年に創設した学生会組織です。設立に至っ た問いとは、「これから直面する課題の解決には、機械、電気電子、情報、化学生物、建設建築といった専門分野内で の追求では、もはや対応しきれないのではないだろうか」です。高専卒業生と高校卒業生とが一味同心となって専門性 を持ち寄り、脱炭素社会の実現を目指して挑戦しよう、とする場です。 設立からの5年間、私たちは「学ぶ」だけでなく、「つくる」「つなぐ」「実装する」ことを大切にしてきました。こ こでは、その歩みを振り返りながら、未来志向の 3 本柱:ものづくり活動、スタートアップ活動、国際交流活動をご紹 介します。 ①ものづくり活動:実践から学ぶエンジニアリング・デザイン 本学の強みの技術科学・実践的工学教育を基盤に、試作・測定・評価までを一貫して展開してきました。再エネ発電 装置の試作、エネルギー効率測定などを通じて、「理論を現場で検証する力」を養ってきました。さらに、一般の方が 科学技術を簡単に理解できるとよいとの思いから、小中学生や一般向け SDGs ゲームをこれまで多く開発してきました。 (北欧競技)モルックにヒントを得た、「SDGs モルック」は学内外からの評価も高く、大学事務局(広報係)と連携し ながら、本学や豊橋市などの公的イベントで披露しています。今後は、CPSやデータサイエンス、ロボット技術も融 合し、脱炭素社会を支える次世代型ものづくりへと発展させます。授業参加のみを目的とした学生ではなく、社会構造 そのものを設計できる学生、エンジニアを目指します。 ②スタートアップ活動:科学的思考を社会実装へ 高専では、アントレプレナーシップ教育に限らずスタートアップ教育を精力的に実施しており、技術を社会課題解決 につなげる挑戦を行っています。本学学生の中には、高専時代、アイデアコンテストやピッチコンテストなどに “ 自ら 参加した ”、“ 支援した ”、“ 友達が起業した ” 体現者が多くいます。研究会では、これらの体験を通して「研究だけで 終わらせない」ことを信条としています。チームとして、個人として、学生発スタートアップコンテストなどに参加し て、これまで多くの賞を受賞してきました(静岡テックプラングランプリ:ヤマハ発動機賞、Tongali ビジネスプラン コンテスト:MUFG 賞など)。これらの結果は新聞や Web などに掲載され、本学知名度向上にも貢献しています。 今後は、知財戦略やビジネスモデルの検討を通じて、カーボンニュートラルの社会実装をさらに加速させます。技術 と経営を横断できる人材となることも大きな目標です。 ③国際交流活動:みんなで考えるカーボンニュートラル SDGs をキーワードとした学内外の活動を通じて、留学生や在留外国人の方々と触れ合う機会が多くあります。豊橋 市及び新城市国際交流協会主催のフェスティバルなどで多くのイベントに参加してきました。再生可能エネルギー、地 域循環型社会、GX(グリーントランスフォーメーション)など多様な価値観に触れてきました。単なる交流ではなく、 SDGs を共通言語に協働することが特徴です。海外留学や語学学習にチャレンジする学生も増加傾向であり、グローバ ルに活躍できる脱炭素人材となることを目指します。 247 Ⅲ 学園生活
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