豊橋技術科学大学五十年史

1.1 コモンズ 他大学では、附属図書館内にラーニング・コモンズを設置している場合が多いが、本学では図書館内ではなく、福利 施設にコモンズを置いた。福利施設内に設置したことで、学生は多種多様な活用をしており、コモンズとしての意義を 十分に満たした利用をされている。 課外活動団体によるミーティングや練習での活用及び発表の場所としての利用、学生の就学の場所としての利用、学 生等の朝、昼、夕の食事の場所としての利用、学生・教職員の歓送迎会の場所としての利用、単なる休憩場所としての 利用、学生等による打合せの場所としての利用、情報交換、情報収集の場所としての利用など・・・。 学部 4 年次及び大学院博士前期・後期課程の学生は研究室に配属されるため、学内に個人の場所が確保されるが、学 部 1・2・3 年次は、そういった場所がない。コモンズは学生(特に学部学生)がいつでも利用でき、いろいろな用途で 活用できるので、こういう場所は学内に他にもあると学生支援の充実に繋がると思う。 1.2 学生生活実態調査 学生生活実態調査は、本学の開学時から行っている学生の学内外における生活状況の調査である。第 1 回~第 9 回(昭 和 53 年度~昭和 61 年度)は毎年調査を行っていた(第 10 回は不明)が、第 11 回からは隔年毎になった。 第 11 回(平成 2 年度)、第 12 回(平成 4 年度)、第 13 回(平成 6 年度)、第 14 回(平成 8 年度)、第 15 回(平成 10 年度) 第 16 回からは、3 年毎になった。 第 16 回(平成 13 年度)、第 17 回(平成 16 年度)、第 18 回(平成 19 年度)、第 19 回(平成 22 年度)、第 20 回(平成 26 年度)、 第 21回(平成 29 年度)、第 22 回(令和 2 年度)、第 23 回(令和 5 年度)(第 20 回については、諸事情により1 年ずらした。) 令和 2 年度の調査からは、令和元年末から始まったコロナ禍を受け、新型コロナウイルス感染症が本学学生の学生生 活に及ぼしている影響等を把握するための項目を設けて実施した。 食堂に関しては、第1回調査(昭和53年度)に昼食の利用率が85%もあり(宿舎生に至っては97%)、開学当時、 本学の周辺には現在のようにコンビニ等は全くなく、食料(食べ物)の調達が困難であったと推測できる。 以上のように、学生生活実態調査はその時代時代を如実に反映しており、世相や社会情勢が伺えるとともに、学生生 活に直接影響することが垣間見られる。 1.3 コロナ禍の学生生活 なかなか収束しないコロナ禍の中、学生生活への影響を鑑みて、令和 2 年度には、大学として「豊橋技術科学大学緊 急学生経済支援プラン」を掲げ、本学からの支援として修学支援奨学金の支給(給付型奨学金、一律 3 万円を支給、返 済不要)を実施したり、授業料納入期限の延長をする等、学生への対応を行った。 また、遠隔授業を受けるためのパソコン等の無償貸与等、遠隔授業が受講できる環境にない学生に対し、Wi-Fi ルー ターやモバイルパソコンの無償貸し出しを行った。 1.学生生活 240 豊橋技術科学大学五十年史

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