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鹿毛 あずさ(かげ あずさ)

所属 機械工学系
兼務
職名 助教
専門分野 重力生物学;細胞運動
学位 博士(理学)(お茶の水女子大学)
所属学会 日本動物学会;日本生物物理学会
E-mail kage@me
※アドレスの末尾に「.tut.ac.jp」を補完してください
研究室web https://sites.google.com/site/kageazusa/
研究者情報(researchmap) 研究者情報

研究紹介

低レイノルズ数環境下の重力生物学と集団運動を主なテーマとしています.

「ほかの生物はどのような世界に生きているのか?」という問いを持ち続けてきました.我々ヒトと非常に異なる環境に生きる微生物の遊泳挙動を観察・操作・モデル化することで,この問いに自然科学の言葉で漸近したいと思っています.

テーマ1:遊泳微細藻類の重力・流れ応答

概要

遊泳微細藻は自然界において一次生産者として重要であり,一部の種は赤潮の原因となるなど人類の生活にも身近な存在です.ミドリムシ(Euglena),クラミドモナス(Chlamydomonas),ボルボックス(Volvox)などが特に有名です.これらの微細藻は直径約200 nm, 長さ10 μmオーダーの鞭毛・繊毛で泳ぎ,光や重力に対して方向性を持った運動(走光性,重力走性)が古くから知られています.彼らの生きる微小なスケールの生体運動を理解するには,生理学と流体力学の両方が重要です.真核生物鞭毛のモデル生物であり,形態が単純で数理的にも扱いやすい単細胞のクラミドモナスに特に着目し,重力・流れ応答の機構を調べています.

主な業績

Chiharu Hosoya, Asuka Akiyama, Azusa Kage, Shoji A. Baba, Yoshihiro Mogami, Biological Sciences in Space, 24: 145-151, 2010.

キーワード

低レイノルズ数;マイクロスイマー;重力走性;力学刺激

テーマ2:微生物集団運動の階層的理解

概要
単細胞緑藻クラミドモナスの生物対流,運動変異株を用いた例.

重力の存在下で遊泳微生物が高密度になると,生物対流という集団運動を起こすことがあります.味噌汁でよく見られる熱対流と似ていますが,味噌の粒子は水分子の熱運動に受動的に動かされるのに対し,生物対流では粒子=微生物が自己駆動性を持ち,熱勾配などに依存せずに自己組織化します.クラミドモナス運動変異株の利用,流体運動の可視化等を通して,分子生物学レベルから集団運動までの理解を目指しています.

主な業績

Azusa Kage and Yoshihiro Mogami, Zoological Science, 32: 396-404, 2015.
Azusa Kage, Chiharu Hosoya, Shoji A. Baba, Yoshihiro Mogami, The Journal of Experimental Biology, 216, 4557-4566, 2013.
Azusa Kage, Eriko Asato, Yoko Chiba et al. Zoological Science, 28: 206-214, 2011.

キーワード

集団運動;鞭毛・繊毛;生物流体;アクティブマター

担当授業科目名(科目コード)

機械工学実験(B11610021),機械創造実験(B11610103),物理実験(B1013009a)

その他(受賞、学会役員等)

【受賞】
- 2nd place in the Fluids Category Poster Competition, American Society for Gravitational and Space Research (2012)
- お茶の水女子大学 保井・黒田奨学金 (2012)
- 日本動物学会 Zoological Science Award および 藤井賞 (2012)


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