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吉田 祥子(よしだ さちこ)

所属 環境・生命工学系
兼務
職名 講師
専門分野 神経科学 / 生物物理学
学位 薬学博士(東京大学)
所属学会 神経科学学会 / 生物物理学会 / 日本生理学会 / Society for Neuroscience /International Brain Research Organization /IEEE
E-mail syoshida@ens
※アドレスの末尾に「.tut.ac.jp」を補完してください
研究室web http://rodent.ens.tut.ac.jp

テーマ1:脳を測る

概要
小脳皮質からのGABA放出光学測定

思考と活動を支える脳は、多種多数の細胞が情報を相互に交換して機能している。私たちは酵素を利用して脳の出す情報分子を光学的に観察する技術を開発し、情報の時間的空間的な相互作用を観測している。
この技術を用いて、発達期の脳が神経伝達物質を出して互いに連絡しながら神経回路を作る過程を可視化することができた。また、酵素光反応を用いた測定技術を、他の生理活性分子の測定に応用することで、臨床化学から食品化学まで幅広く技術を応用することができる。

主な業績

・Morishima T., Uematsu M., Furukawa T., Yanagawa Y., Fukuda A., Yoshida S. GABA imaging in brain slices using enzyme-linked photo analysis, Neuroscience Research 67 (2010), pp. 347-353

・Wang T., Kumada T., Morishima T., Iwata S., Kaneko T., Yanagawa Y., Yoshida S., Fukuda A. Accumulation of GABAergic Neurons, Causing a Focal Ambient GABA Gradient, and Downregulation of KCC2 Are Induced During Microgyrus Formation in a Mouse Model of Polymicrogyria, Cereb Cortex. 24(4) (2014) pp. 1088-101.

キーワード

酵素光反応、グルタミン酸、ギャバ、ATP、生理活性分子

テーマ2:脳を見る

概要
生きた小脳皮質の超音波顕微鏡観察像

脳は直径10μmの細胞体と1μm程度の細長い神経突起を持つ神経細胞が整然とした構造を作って機能している。この複雑な構造を生きたまま観測するために本多電子(株)と共同開発した「超音波顕微鏡」による皮質構造の観察、および国立共同研究機構生理学研究所との共同研究による「VGAT遺伝子改変ラット」を用いた細胞機能の追跡を行っている。
超音波顕微鏡は無侵襲で細胞の物理的な状態を可視化するため、食品の状態や異物の検査に応用することができる。遺伝子改変動物(トランスジェニック動物)は厳重な管理のもと実験用途に限って利用されており、うつ病や学習障害の原因究明と治療法の検討に大きな知見を与えてくれる。

主な業績

・Uematsu M., Hirai Y., Karube F., Ebihara S., Kato M., Abe K., Obata K, Yoshida S., Hirabayashi M., Yanagawa Y., Kawaguchi Y. Quantitative chemical composition of cortical GABAergic neurons revealed in transgenic Venus-expressing rats, Cerebral Cortex 18 (2008), pp. 315 - 330.

・Kobayashi K., Yoshida S., Saijo Y., Hozumi N. Acoustic impedance microscopy for biological tissue characterization, Ultrasonics 54(7) (2014), pp. 1922-8.

キーワード

超音波顕微、トランスジェニック動物、無侵襲観察

テーマ3:脳を育てる

概要
培養下で発達するプルキンエ細胞

「脳を測る」「脳を見る」技術を通じて得た知見をもとに、脳を培養する技術を通じて「機能するかたち」を作る技術を開発している。この研究を通じて神経分化が自己組織的なタイミングジェネレータ機構を持つ こと、一過性の細胞の電位変動がスイッチになることを見いだしている。この研究は、組織再生技術へ応用できる。

キーワード

自己組織化、組織培養、再生技術

担当授業科目名(科目コード)

生命科学(B1011007a、b) / 環境生命倫理 ( S14620420) / 生命科学特論(M20110010)/ 基礎生化学 (B14530090) / 生命化学II (B14630160) / 生体制御科学特論 (M24630280) /生命工学特論 (D03222550)

その他(受賞、学会役員等)

Webを用いた講義設計技術の開発と解析

・WebCTの理念と実践 大学を変えるeラーニングコミュニティ エミットジャパン編 東京電機大学出版局


・理工系学生のための生命科学・環境科学 榊佳之・平石明編 東京化学同人 (2011)


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