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増山 繁(ますやま しげる)

所属 情報・知能工学系
兼務 人間・ロボット共生リサーチセンター
職名 教授
専門分野 計算機科学 / 自然言語処理 / テキストマイニング/ アルゴリズム工学
学位 工学博士(京都大学)
所属学会 電子情報通信学会 / 情報処理学会 / 日本オペレーションズ・リサーチ学会 / 言語処理学会 / システム・制御・情報学会 / ケジューリング学会など
E-mail masuyama@
※アドレスの末尾に「tut.jp」を補完してください
研究室web http://www.la.cs.tut.ac.jp/

研究紹介

Web時代を見据え、将来のユビキタス社会を切り拓くべく、計算機科学の基礎から応用までを研究しています。内容は、自然言語処理,Webマイニングとアルゴリズム工学とに大別されます。
 自然言語処理,WebマイニングではBig Dataの時代と言われるようにWeb上に溢れている情報に溺れることなく積極的に活用するための情報技術として、Webマイニング、テキストからの交通事故原因表現、企業の業績要因表現などの意味的表現テキスト自動要約、質問・応答システム、片仮名表記外来語や略語の換言、抽出、知識発見等を重点的に研究しています。
 アルゴリズム工学では、インターネット、及び、移動体通信の発展によって新たに出現したグラフ・ネットワーク的構造を持つ問題の計算限界への挑戦として、効率の良いアルゴリズムの設計と解析、計算困難性の解明等を行なっています。

テーマ1:テキストマイニングと情報抽出

概要
テキストからの因果関係抽出

「賢い」コンピュータを実現するためには意味処理の研究が不可欠です。その基礎として、言語データから事象とその原因・根拠表現を抽出する汎用手法と、その交通事故原因、企業の業績要因、および、その景気の悪化、回復の判断の根拠表現の抽出、技術効果型パテントマップ自動生成、特許知的検索、公開特許公報の特許権成立の成否に関する テキスト情報を用いた推定手法等への応用に取り組んでいます。意味処理に用いるシソーラスのWikipediaを用いた拡張や,テキストからの因果関係抽出も行っています。関連して、次世代テキストマイニングに必要な係り受け解析に関して、係り元文節からの相対的な距離を反映した統計的日本語係り受け解析に関する結果やテキストマイニングの前処理として必要なレイアウト情報を用いたWebページの主要なDOMノードの抽出法に関する結果を得ました。

主な業績:
◆小林 暁雄,増山 繁, 日本語版ウィキペディアのカテゴリ階層に着目した日本語WordNet上位下位意味体系の拡張手法, 電子情報通信学会論文誌 D, J95-D, 6, pp.1356-1368, 2012.
◆Hirofumi Nonaka, Akio Kobayashi, Hiroki Sakaji, Yusuke Suzuki, Hiroyuki Sakai, Shigeru Masuyama, Extraction of the Effect and the Technology Terms from a Patent Document, Journal of Japan Industrial Management Associastion, 63, pp.105 - 111, 2012.
◆坂地泰紀,増山繁 , 新聞記事からの因果関係を含む文の抽出手法, 電子情報通信学会論文誌D, J94-D, pp.1496-1506, 2011.
◆鶴田雅信, 増山 繁, レイアウト情報を用いたWebページの主要なDOMノードの抽出法,, 人工知能学会論文誌, 25, 6, pp.742-756, 2010.
山本 悠二, 増山 繁, 係り元文節からの相対的な距離を反映した統計的日本語係り受け解析, 電子情報通信学会論文誌D, J93-D, 6, pp.1036-1047, 2010.
◆坂地 泰紀, 野中 尋史, 酒井 浩之, 増山 繁, Cross-Bootstrapping: 特許文書からの課題・効果表現対の自動抽出手法, 電子情報通信学会論文誌D, J93-D, 6, pp.742-755, 2010.
◆梅村 祥之, 増山 繁, 公開特許公報の特許権成立の成否に関する テキスト情報を用いた推定手法の基礎的検討, 電子情報通信学会論文誌D, J93-D, 3, pp.389-397, 2010.
◆Hiroyuki Sakai, Shigeru Masuyama, Assigning Polarity to Causal Information in Financial Articles on Business Performance of Companies, IEICE Trans. Information and Systems, E92-D, 12, pp.2341- 2350, 2009.

キーワード

テキストマイニング、情報抽出、原因・根拠表現抽出、、因果関係などの意味的表現抽出

テーマ2:自然言語処理技術を活用した知的活動支援

概要
論文LATEX原稿からのプレゼンテーション用スライド自動生成

Web上の膨大な機械可読文書の中から必要なものを選択し活用するための基礎的技術であるテキスト自動要約、情報検索、質問応答等の研究を行なっています。ユーザの興味、嗜好等への適合に関する研究も行いました。テキスト自動要約に関する研究として、係り受け構造を利用し、統計的手法を用いた連体修飾節、及び、連用修飾節の削除による文内要約について体系的な成果を挙げました。また、検索結果からなる文書集合を対象として、ユーザの興味に適合するため、文書集合から抽出したキーワードをユーザに提示し選択させることでユーザとのインタラクションを導入した複数文書要約システムを開発しました。更に、論文からの発表用スライドの自動生成の研究や、推敲支援の研究として、文中の冗長な情報を指摘する研究等で成果を得ました。

主な研究業績
◆鈴木 佑輔, 横田 隼, 酒井 浩之, 増山 繁, Web掲示板からの質問・回答対応の自動抽出, 人工知能学会論文誌, 25, 1, pp.168-173, 2010.
◆酒井 浩之, 増山 繁, ユーザの要約要求を反映するためにユーザとのインタラクションを導入した複数文書要約システム, 日本知能情報ファジィ学会誌, 18, 2, pp.265-279, 2006.

キーワード

自然言語処理、知的活動支援、テキスト自動要約、論文からの発表用スライド自動生成

テーマ3:アルゴリズム工学

概要
AGV(自動搬送車)群におけるデッドロック回復

21世紀の高度情報化社会を迎え新たに出現してきた問題に挑戦するためのアルゴリズム設計の研究を行なっています。具体的には、インターネット、移動体通信等に関連したグラフ・ネットワークアルゴリズム、ユビキタス社会の基盤としてネットワーク信頼性や分散システム上での耐故障性、AGV(自動搬送車)群の運行制御アルゴリズム等の研究も行っています。
1.センサネットワーク上のデータモニタリング(最小節点ランキング全域木問題)、ネットワーク信頼性
2.鉄道スケジューリング
3.AGV(自動搬送車)群の運行制御とデッドロック回復

主な研究業績
◆Hirotoshi Honma, Yoko Nakajima, Haruka Aoshima, Shigeru Masuyama , A Linear Time Algorithm for Constructing a Spanning Tree on Circular Trapezoid Graphs, , IEICE Trans. Fundamentals, E-96-A, 6, pp.1051 - 1058 , 2013.
◆Ken Wakisaka, Shigeru Masuyama , Automatic construction of train arrival and departure schedules at terminal stations, Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing(Special Issue on ISS 2011: Advanced Production Scheduling), 6, 5, pp.590-599, 2012.
◆小泉賢司, 増山繁 , 単線型走行路を用いたAGVシステムにおける総移動距離最小化オンラインスケジューリングアルゴリズム, 電子情報通信学会論文誌 A, J95-A, 7, pp.635-639, 2012.
◆Peng Cheng, Shigeru Masuyama, A Proof of Unimodality on the Numbers of Connected Spanning Subgraphs in an n-Vertex Graph with at Least ?(3-2√2) n^2+n-(7-2√2)/(2√2)? Edges, Discrete Applied Mathematics, 158, pp.608-619, 2010.

キーワード

アルゴリズム、分散システム、鉄道スケジューリング、ネットワーク信頼性、耐故障性

担当授業科目名(科目コード)

離散数学基礎(B135117) / アルゴリズム・データ構造 (B171039) / プログラミング言語論 (B171047) / アルゴリズム工学特論 (2362104)


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