松島 史朗(まつしま しろう)
所属 | 建築・都市システム学系 |
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兼務 | 安全安心地域共創リサーチセンター |
職名 | 教授 |
専門分野 | 建築設計 / デザインテクノロジー / コミュニティの形成と強化 / プロジェクトマネジメント |
学位 | 博士(デザイン学)(ハーバード大学) |
所属学会 | 日本建築学会 / 日本建築美術工芸協会 |
shirom@ace ※アドレスの末尾に「.tut.ac.jp」を補完してください |
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研究室web | http://mlab.ace.tut.ac.jp/ |
研究者情報(researchmap) | 研究者情報 |
研究紹介
建築設計学において、デザインの本質をとらえるために形態の発想および生成に関わる論理的考察と、デザインを発展させる思考のプロセスに関する研究を行っている。特に、近年のコンピュータ技術の発展と、異分野融合研究が可能にするデザインテクノロジーを用いたCAD/CAM デジタルファブリケーションにおいては、3Dプリンタやレーザーカッターはもちろん、大型CNC機やロボットアームを国内の建築系大学ではいち早く整備し、この領域をリードする成果をあげている。また、近接する豊川稲荷表参道の景観整備においては、学生のデザインにより既存店舗のファサード(前面)デザイン改修を進め、これまでの8年間で11軒の店舗を実際に改修してきたが、その際もこれらの技術を活用して成果をあげているように、技術が融合した他にない取り組みとなっている。
テーマ1:建築設計学の研究
概要
松島研究室では,インテリアを含めた建築のデザインを研究しています。特に建築家の設計の背景にはどのような思想があるのか,またどういったプロセスで設計されたのかといった建築設計学に焦点を当てています。更に,研究成果を実際の設計に生かすことで,快適で安全な居住環境の創造を目指しています。
キーワード
テーマ2:デザインテクノロジー
概要
デザインテクノロジーとは建築やプロダクトを設計するための情報技術の総称です。ラピッドプロトタイピング(RP)技術のひとつである3Dプリンターや,レーザーカッターやCNC(Computer Numerical Control)機といったCAD/CAM技術等を含むデザインテクノロジーの建築デザインへの応用を研究しています。1)従来の設計手法では不可能であった複雑な形状の建築モデル製作,2)物理的モデルを使用した設計段階での空間の実質的な把握・検証手法の開発,3)製造業をはじめとした異業種協働による新たな建築ものづくりの研究。特に3)については,古典的スタディ手法にとらわれない自由な建築デザインを実現するために,地域の競争優位性である製造業の“ものづくりテクノロジー”を,建築設計および生産へ応用する方法を研究し,さらに,実務へ展開可能なプロセスを開発する,地域の産業と大学が連携した研究プロジェクトを実施しています。
また,快適な空間をデザインするため,空間と身体行動の相互関係に着目し,現実の人間や物体の動きをデジタル的に記録する技術であるモーションキャプチャを,建築・インテリア及びプロダクトデザイン分野に展開させるためのデザイン手法を研究しています。
キーワード
テーマ3:街並み景観整備
概要
愛知県・豊川稲荷門前町は,平成18年中小企業庁の「がんばる商店街77選」に選出されました。それに並行して,商店のファサードを「豊川稲荷門前町らしく」整備するために,平成18・19年度社会実験としてモデル店舗を対象に,実際にファサード改修を行い,その整備効果により20年度から市の景観整備事業として地域の方々と協働で取組み、25年度末の時点で計13店舗の改修を手がけました。
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担当授業科目名(科目コード)
建築設計論
建築デザイン論
建築設計演習基礎
建築設計演習Ⅳ
建築設計演習Ⅵ
建築デザインⅡ
建設英語
建設倫理と法体系(一部担当、2コマ分)
その他(受賞、学会役員等)
プロジェクトマネジメント(PM)の研究:複雑化する現代のプロジェクトにおいて,多数の参画者をマネジメントする技術や知識についての研究