豊橋技術科学大学では、社会産業構造の変化、グローバル化時代に対応した人材育成の要求に対応するため、
平成22年度より学部・大学院を再編しました。


- 基幹産業を支える先端技術の高度化・融合化
- 持続的発展社会のための先導的技術の必要性
- 国際競争力のある技術を開発できる技術者
- 国際的に活躍できる指導力のある技術者

基幹産業を意識した先端的技術分野に加え、持続的発展社会のための先導的技術分野の方向性を明確化
先端的技術分野先導的技術分野に再編高い専門性に加え、幅広い視野を持ち、社会の変化に柔軟に対応できる技術者を養成できる組織・仕組みに
総合教育院の設置らせん型教育の強化- 1-機械システム工学
- 2-生産システム工学
- 3-電気・電子工学
- 4-情報工学
- 5-物質工学
- 6-建設工学
- 7-知識情報工学(昭和63年)
- 8-エコロジー工学(平成5年)

従来の、機械工学の力学やエネルギー、生産技術、システム技術に加えて、ロボット、バイオメカニクス、ナノテクノロジー、生体医療福祉、環境、マネジメントなどの、ものづくりに関する新分野について教育を行います。

電気エネルギーやICなどの電子デバイス、さらにはこれらを支える電子材料などの教育研究を担当してきた電気・電子工学課程/専攻を、新たに電気・電子情報工学課程/専攻として再編しました。この再編では、電気・電子工学分野で重要となっている材料エレクトロニクス分野と情報通信システム分野を新たに追加し、これら分野を含めた最先端技術科学を担う次代の技術者・研究者の育成を行います。

情報学基礎、計算機のハードウェアとソフトウェア、コンピュータネットワークなどの基本的な情報技術に加え、ユビキタス分散処理、知能情報処理、画像・音声・言語処理を含むメディア情報学、ロボット情報学、生体・生命情報学、分子情報学など多様化する情報学分野について教育を行います。

従来の、生物、化学、電気に加え、環境学、ナノ・マイクロ科学、生物分子科学、社会・安全システム科学等、環境・生命の双方に密接に関連した分野について教育を行います。

人々に安全安心で質の高い生活環境を提供するために、都市・地域の建築、社会基盤施設及びそれらをとりまく環境を、将来を見据えてデザインするとともに、システムとしてマネジメントするための技術を教育します。

機構,力学,機構設計,システム設計,バイオメカニクス,MEMSなどの基礎と応用を学び,機械工学全般と,機械やシステムに関するデザイン分野で能力の高い人材を養成します。

材料設計,新素材,材料試験・検査,機械加工,生産加工,ものづくりの基礎と応用を学び,機械工学全般と,材料・加工の生産工学分野で能力の高い人材を養成します。

ロボティクス,知能,システム,最適化,計測,メカトロニクス,信号処理の基礎と応用を学び,機械工学全般と,ロボットや制御などメカトロ・システム工学分野で能力の高い人材を養成します。

エネルギー,熱流体,環境,リサイクル,ライフサイクルアセスメントの基礎と応用を学び,機械工学全般と,エネルギーや環境分野で能力の高い人材を養成します。

電気・電子情報工学分野を支える物質,材料,プロセス技術,計測技術にいたる幅の広い基礎知識と技術の修得を通じて,電子・電気産業分野,化学・材料分野,情報ネットワーク分野,情報家電機器開発分野,輸送機械分野,ロボット分野,医療福祉機器開発分野など,多彩な産業分野で活躍できる技術者を養成します。

電気エネルギーの発生・輸送・制御・計測やその利用・応用,さらには未来社会のエネルギーシステムに関連する幅広い基礎知識と技術の修得を通じ,電気技術者の立場から,環境・エネルギー,電気電子産業,交通・通信産業,材料・ナノテクノロジー,機械・メカトロニクス,バイオ・医療・ヘルスケア・第一次・第三次産業との融合分野など,多彩な分野で活躍できる技術者を養成します。

本学のLSI工場を基礎として,半導体デバイスやシステム応用にいたる広い範囲のエレクトロニクス基礎知識と技術の修得を通じて,電子産業分野や情報ネットワーク分野,情報家電機器開発やロボット分野,さらには医療福祉機器開発分野などの多彩な分野で活躍できる技術者を養成します。

電波や光を用いた情報通信システム・計測制御システムのための高周波・アナログ・デジタルハードウェア及びネットワークに関する基礎知識と技術の修得を通じて,通信事業・放送事業・電気機器製造・システム開発,さらには医療福祉,交通,環境,エネルギー,運輸流通,金融保険など多彩な分野で活躍できる技術者を養成します。

次世代の高度・大規模情報システムを構築するための計算の基礎理論(計算原理,オートマトンなど),計算機アーキテクチャ(高速・低電力・小メモリ化),計算機基礎ソフトウェア(OS,コンパイラ,プログラミング言語),ネットワークソフトウェア,組込みシステムなどの技術開発を担うコンピュータ技術者の養成を行う。また,高度・大規模な情報処理装置を活用するためのプログラミング,ソフトウェア工学,人と機械とのインタフェース,Webに代表される大規模データベース処理などの技術,及び知的な情報処理技術の開発を目指した音声・画像・言語などのメディア情報処理などを修得し,実践的・創造的・指導的能力を備えた人材を養成します。

人間の生活に関わる知能ロボットや社会ロボット開発のための基礎情報技術や,そのための人間の知能処理のメカニズムに基づいた音声・画像・言語などのメディア情報処理技術などの応用技術,自然科学や社会・人文科学,環境科学やバイオ科学など広範な学問分野におけるコンピュータ・シミュレーションに関する技術,次世代計算機科学の根底をなす分散並列計算・量子計算技術,更にはバーチャルコミュニティに代表されるような未来社会ネットワーク・インフラストラクチャを想定したコミュニケーションや生産活動・計算機応用技術などを修得し,激しく変化する経済・社会情勢に伴い,新たに出現し発展していく産業分野に対し,科学者の目を持ってシステム的なものの見方を修得し,実践的・創造的・指導的能力を備えた人材を養成します。

先端環境技術,環境リスク制御,環境評価・修復及び社会システムの各教育・研究分野を置き,環境負荷低減,資源・エネルギー消費削減を実現できる先端環境技術・システム分野を開拓・発展させるとともに,持続性を形成するための環境素養を有し,国際的にも活躍できる人材を養成します。

実験実習とともに生命科学,化学,材料工学等に関する知識を十分修得させ,現代の先端技術を担う生命科学とナノテクノロジーの分野で国際的にも活躍できる人材を養成します。

建築設計,都市・地域計画,建築史,建築設備,建築環境,建築構造など,建築に関わる主要な専門分野の技術を十分身につけるとともに,社会基盤分野についても基礎的な知識・技術を有する,総合的で実践的な能力を有する人材を養成します。

土木構造,水工水理,地盤,都市・交通計画,環境システムなど,社会基盤に関わる主要な専門分野の技術を十分身につけるとともに,建築分野についても基礎的な知識・技術を有する,総合的で実践的な能力を有する人材を養成します。