大学憲章・国際戦略・TUTプラン2021
豊橋技術科学大学憲章
豊橋技術科学大学は、昭和51年に、実践的・創造的能力を備えた指導的技術者の養成という社会的ニーズに応えるため、実践的な技術の開発を主眼とした教育研究を行う大学院に重点を置いた工学系の大学として、高等専門学校卒業生を主たる対象とする新構想のもとに設立されました。
この構想を実現するために技術科学の教育・研究を行い、これまでに多くの技術者・研究者を輩出するとともに、研究、技術開発、産学連携等を通じて社会に貢献してきました。
これらの実績と強み・特色を活かし、更なる発展を期し、豊橋技術科学大学全構成員の道標として、理念と目標を憲章として宣言します。
基本理念
豊橋技術科学大学は、技術を支える科学の探究によって新たな技術を開発する学問、技術科学の教育・研究を使命とします。この使命のもと、主に高等専門学校卒業生及び高等学校卒業生等を入学者として受入れ、大学院に重点を置き、実践的、創造的かつ指導的技術者・研究者を育成するとともに、次代を切り拓く技術科学の研究を行います。さらに、社会的多様性を尊重し、地域社会との連携を強化します。これらを通じて、世界に開かれたトップクラスの工科系大学を目指します。
【教育の目標】
技術科学の教育を通じて、豊かな人間性、グローバルな感性及び自然と共生する心を併せ持つ先導的な実践的・創造的技術者・研究者を育成します。
【研究の目標】
技術科学を究め、産業・社会にイノベーションをもたらす先端的研究を進めます。
【国際化の目標】
世界に開かれた大学として、海外教育研究拠点の活用や交流協定校等との連携により、学生・教職員による国際交流を推進するとともに、グローバルキャンパスの実現を図り、技術科学の国際拠点を形成します。
【社会貢献、連携の目標】
技術科学の成果を広く活用して、種々の組織との連携のもと、社会が抱える課題の解決に努めるとともに、地域社会の活性化に貢献します。
【大学運営の目標】
学長のリーダーシップとガバナンス機能の強化により、大学の資源を最大限に活かすとともに、大学を取り巻く状況や社会的要請の変化に迅速に対応します。
【役員、教職員の目標】
相互に信頼・連携・協力し、教育、研究、社会貢献、組織運営等の業務を進めます。
【健康・安全管理の目標】
心身の健康を増進するとともに、キャンパスの安全対策と危機管理体制を強化します。
【環境配慮の目標】
自然と人とが調和したキャンパスを創るとともに、省エネルギー・省資源化を進めます。
【情報公開・情報発信の目標】
積極的に情報公開、情報発信を行い、社会への説明責任を果たします。
【法令遵守等の目標】
法令を遵守するとともに、研究倫理、行動規範を遵守します。
平成27年 3月23日
豊橋技術科学大学国際戦略
多文化共生・グローバルキャンパスの実現に向けた
豊橋技術科学大学 国際戦略 2019
Toyohashi University of Technology, Global Strategy 2019
はじめに
技術を支える科学の探究によって、新たな技術を開発する学問、技術科学の教育・研究を使命とする豊橋技術科学大学は、豊かな人間性と国際的な視野および自然と共生する心を持つ実践的、創造的かつ指導的技術者、社会に貢献する人材を育成し、次の時代を拓く先端的技術の研究を行ってきた。
しかしながら、経済・社会のグローバル化が加速度的に進む中で、建学の理念である実践的創造的かつ指導的技術者の育成は、時代の変化に対応して見直す必要がある。同時に、国際社会全体で取り組む「持続可能な開発目標(SDGs)」に対しても積極的な貢献が求められている。
すなわち、最先端の研究開発能力のみならず、国際感覚を備えてグローバルに活躍できる工学系人材を育成するとともに、産業・社会にイノベーションをもたらす研究分野において世界をリードしていくことが教育・研究に求められている。
そのためには、国籍・性別を問わない多文化共生・グローバルキャンパスを有する大学の実現が不可欠であるとともに、構成員の個別努力のみに依るのではなく大学組織としての取り組みが重要であることを理解して、この国際戦略を策定する。
豊橋技術科学大学国際戦略2017の制定から2年が経過し、その間本学のグローバル化の歩みが加速した。その状況を踏まえ見直しを行った。
現状認識
目まぐるしく変化する技術開発競争の中で、高い技術力のみならず、多様なニーズと文化・価値観を持つ人々の中で活躍する人材の育成が、大学に強く求められている。
技術・産業の水平連結が進み、研究開発・設計・生産を、国境を越えたチームで行う時代となっている。部下も上司も同僚もクライアントも日本人に限定されない環境で、グローバルな課題を発見し、分析・解決するための俯瞰的な構想・設計力を有し、具体的なものづくりを主導できる高い技術力と科学的素養に裏付けられた上級技術者・研究者を育成しなれば、日本の技術が国際競争力を維持することが困難となるおそれがある。
先進国の多くが様々な問題に直面し成長の鈍化、停滞が顕著となる一方で、新興国が台頭し政治的、経済的な影響力を強める中で、両者の関係は、これまでの片務的な国際協力ではなくなっている。パートナーとしての互恵関係に基づき外国人留学生を出身国の発展に貢献する人材として教育することはもとより、優秀な外国人に我が国産業の発展と社会の国際化に貢献できる人材として活躍してもらうことが必要である。
大学のもう一つの使命としての研究活動においては、新たな価値の創造、SDGsへの貢献の視点から、融合研究を軸に、世界トップレベルを目指すことが求められる。そのために、研究者の多様化・多国籍化を進め、発想の多様性を向上させる必要がある。
豊橋技術科学大学のグローバル化にあたっての基本理念(MISSION)
豊橋技術科学大学は、技術を支える科学の探究によって、新たな技術を開発する学問、技術科学の教育・研究を使命とする。この使命のもと、世界に開かれたトップクラスの工科系大学を目指し、豊かな人間性と国際的視野および自然と共生する心を持つ実践的創造的かつ指導的技術者を育成するとともに、次の時代を拓く先端的技術の研究を行う。そのため、大学院に重点を置き、透徹した物を見る眼、繊細で温かみのある感性、多元的な思考能力、グローバルな視野を培う教育を推進し、技術科学の新しい地平を切り拓くことを目指して研究に取り組む。さらに、地域社会とも連携し、国内及び国際社会に開かれた技術科学の拠点となることを目指す。
これに基づき、以下を豊橋技術科学大学のグローバル化推進の基本理念とする。
- グローバルに活躍できる指導力ある技術者を育成する。
- すぐれた研究成果で世界の技術科学を発展させる。
- 人材育成と研究成果を活かして、SDGs達成に向けた世界の問題解決に貢献する。
基本目標(VISION)
上記の理念を実現するための具体的な基本目標を以下とする。
1. 教育
グローバルな課題を発見し、分析・解決するための俯瞰的な構想・設計力を有し、具体的なもの作りを主導できる高い技術力と科学的素養に裏付けられた、以下の能力を備える上級技術者を育成する。
- グローバルコミュニケーション能力。
- 多様な価値観のもとでの課題解決能力。
- 世界に通用する人間力。
2. 研究
研究体制のさらなる強化と研究者の多様化・多国籍化を進め、発想の多様性を向上させるとともに、グローバルな発信力を強化する。これらにより、以下の研究分野を中心とし、世界トップレベルの研究を推進する。
- 電気・電子工学や情報学を基盤とした「先端融合研究創成分野」。
- 機械工学や材料工学などの基幹産業を支える「実践的技術分野」。
- 化学、生命工学や、建築・都市システム学、環境工学などの「先導的研究分野」。
3. 国際貢献
平和で豊かな社会を実現しようとする国際社会の課題解決に対し、世界トップレベルの研究と教育システムおよび、これを通じて輩出した人材を活かした国際貢献を進める。
- 工学分野における高等教育の高度化、産学連携活動の促進、及び地球規模課題の解決等の諸領域を中心に、SDGsを視野に入れ、研究成果の社会実装をグローバルに展開する。
- 各国政府機関、大学等の関係機関、及び当該国の市民社会での豊橋技術科学大学の認知度を高め、更に相互理解の促進と関係強化を図る。
2023年を展望した豊橋技術科学大学のあるべき姿
以下に示す多文化共生・グローバルキャンパスを有する大学を実現する。
- 高専生を中心とした日本の若者と、世界の若者を受入れ、技術科学で次の時代を切り拓きグローバルに活躍できる上級技術者を養成する大学院教育に重点をおいた大学。
- 言語・文化にとらわれない工学教育と最先端研究を全学に展開し、学生・教職員すべてがグローバル化を推進している、国際通用力の高い大学。
- 世界トップクラスの教育・研究を行う、国際的に認知されている大学。
- 数値目標としては、外国人留学生比率 24%、留学経験大学院生 9%、外国人教員等23%、海外勤務経験職員38%(教員を除く)、外国語力基準(教員においてはTOEIC 730点、大学院生・職員においては同600点)を満たす大学院生61%, 教員50%, 職員28%を達成し、我が国の社会のグローバル化を牽引する大学。
具体的な施策(STRATEGY)
1. 教育
国際社会で活躍するグローバル技術科学アーキテクトを育成し、キャンパス全体をグローバル化するために、以下の施策を行う。
- グローバル技術科学アーキテクト養成コースにおいて、グローバルに活躍する技術者の規範(ロールモデル)となる上級技術者を育てる。当該コースの設置を通じて、下記の全学的なグローバル化を促進し、国際通用力の高い大学へと進化させる。
・全学開講講義のバイリンガル化
・学生の多様化・多国籍化の増進
・日本人学生の英語力、留学生の日本語コミュニケーション力の強化
・海外インターンシップ、サマースクール等、言語・文化を超えた
課題発見・解決能力開発教育プログラムの開発 - 多文化共生・グローバルキャンパスの核としてTUTグローバルハウス(混住型宿舎)において、学生の全人格的な人間形成を行う。
- 海外教育拠点(ペナン校等)を戦略的に活用して、有為な学生の獲得とグローバル教育の効果最大化を図る。
- 重点交流校との単位互換、ジョイント・ディグリー、ダブル・ディグリー制度を増進する。また、シラバスの英語化、ナンバリング、GPAなど、教務システムのグローバル化対応を進め、学生・教職員の国際流動性を高める。
- 留学生の受入れ拡大を図るため、国別戦略を策定する。また、学内の系ごとの受入れ計画を策定する。
- 入試改革を推進し、優秀で多様な学生を国内外から獲得する。
- 留学生の奨学金、日本語教育、日本人学生との交流等の生活支援や、学業および研究から就職等のキャリア支援を充実・強化し、留学生の受入れを拡大する。
- クオーター制や早期修了を活用して柔軟・多様なアカデミックパスを実現し、グローバル社会での卒業生の活躍の場を広げる。
- 高専との連携を一層強化し、豊橋技術科学大学と高専との連続教育のグローバル化を推進する。
- 教職員の英語コミュニケーション能力を向上させ、国際水準の工学教育を英語でも実施する。
- 海外同窓生の交流、海外同窓会組織の強化を行い、優秀な学生の獲得から、教育の実践、卒業後のキャリア支援に至る、豊橋技術科学大学のグローバル化推進の成果を最大化する。
2. 研究
世界トップレベルの技術科学の研究・開発を維持発展させるために以下の施策を行う。
- Web of Science等のデータベースを活用して、研究分野ごとに海外のどの大学・研究機関等(企業も含め)がトップレベルの研究を行っているのか(研究のベンチマーク)を継続的に調査し、研究力強化につなげる。
- アジア諸国の大学・研究機関等との間で、引き続き積極的な共同研究や研究者交流を行うとともに、欧米諸国のトップレベル大学・研究機関等に対してもこれまで以上に積極的に共同研究や研究者交流を図る。これらの交流を大学間交流協定の締結につなげる。
- 若手を中心とした研究者を、積極的に海外のトップレベル大学・研究機関に派遣する。
- 外国人研究者の採用、短・長期受入などにより研究人材の国際化を推進する。
- 国際共同研究の促進により国際共著論文の増加を目指す。
- 海外のトップレベルの大学、研究機関等との国際共同研究や研究者交流につなぐきっかけとなるよう、国際会議の開催を促進する。
- 世界との共通課題の解決に貢献し、SDGs達成に向けた取組等、国際的評価を受けられる成果を発信する。
3. 国際貢献
国際社会の課題解決に貢献するために、以下の施策を行う。
- 国際社会の課題解決に貢献するための諸事業の形成に上流から関与し、最適な事業化を図る。
- 国際貢献活動を通じて構築した国内外の政府関係機関・産業界・大学等とのネットワークを発展させ、豊橋技術科学大学の研究・教育活動にもフィードバックする。
4. その他
- 事務職員を含めた豊橋技術科学大学全ての人的資源のグローバル循環を定常化させ、キャンパスの多国籍化と国際通用力の強化をすすめ、新しい大学環境を創出する。
- 既存の教育・研究施設、福利厚生施設のグローバル対応に向けた改修や改善を進める。
- 教育・研究・国際貢献に関する情報の徹底した公開と多言語化を進め、効果的な広報を展開することにより、豊橋技術科学大学の世界的なプレゼンスを高め、教育、研究の好循環を図る。
- 多文化共生・グローバルキャンパスの実現のために必要な生活インフラを整備するとともに、多文化間の相互理解を深めるための活動を進める。
- 学生、教職員のグローバル活動にかかる危機管理体制を整備・強化する。
- 国際戦略にもとづく施策を推進するために、組織的な国際連携活動を行う。
- 国際戦略の推進に当たっては、日本学術振興会、科学技術振興機構、国際協力機構などの国際事業も積極的に活用する。
- 人や技術の交流や流動化が進む中、安全保障貿易管理に十分留意した教育・研究活動を行う。
以上
制定: 2015年(平成27年)3月23日
改定: 2017年(平成29年)3月17日
2019年(令和元年)5月28日
豊橋技術科学大学国際戦略は必要に応じて原則2年ごとに見直しを行うものとする。
TUTプラン2021
本学は、主に高等専門学校卒業生及び高等学校卒業生等を入学者として受入れ、技術を支える科学の探究によって新たな技術を開発する学問、「技術科学」の教育・研究を使命とします。この使命のもと、大学院までの一貫教育により実践的、創造的かつ指導的技術者・研究者を育成するとともに、次代を切り拓く技術科学の研究を行います。また産業界や国際連携により技術科学で世界を変えていく実用化研究や技術の社会実装化を目指す研究を行い、地域・社会や産業界に貢献し、世界のトップクラスの工科系大学を目指します。さらに、コロナ禍後のニューノーマルの時代に向けた教育環境のデジタル・トランスフォーメーション(DX)化を推進すべく、対面とオンラインを最適に融合する講義環境の情報技術(IT)化やサポート体制の拡充を図り、学生にとっての豊かなコミュニティ形成の場を与えるキャンパスを構築します。
5つの挑戦
- 挑戦1 コロナ禍の時代における多文化共生・グローバルキャンパスの創出
国籍、民族、性別を超えて、皆が学び合う活気あふれるキャンパスを実現するために、オンラインと対面の場を最適に組み合わせた、学生、教職員、地域の人々が安全・安心で活発に交流できるコミュニティの場を創ります。 - 挑戦2 技術科学教育によるイノベーション創出人材育成
技術の修得とそれを支える科学を探究することにより、技術のさらなる高度化と体系化を推進するとともに、イノベーションを創出できる人材を育成します。 - 挑戦3 フラグシップ研究、コアコンピタンスの確立による研究力の強化
多様な研究への活動支援による研究分野の裾野の拡大とともに、センサ・半導体、知能ロボット、IT 農業などを代表とする、サイバー・フィジカル・システム(CPS)に関連する研究をフラグシップ研究として推進します。さらに、異分野融合の研究による実用化や社会実装化をコアコンピタンスとして確立し、世界トップクラスの工科系大学を目指します。 - 挑戦4 持続可能な社会の形成に資する技術科学の推進
持続可能な開発目標を考慮した、ニューノーマル時代の安全・安心な社会の形成に資する、エネルギー、マテリアル、及びヒューマン・ソーシャル・サイエンスに関する技術科学を推進します。 - 挑戦5 魅力ある人事システムによる若手人材・女性教員育成と、教育・研究力の向上
テニュアトラック制と人事のスピード化、学長裁量ポストの活用、エレクトロニクス先端融合研究所(EIIRIS)と系の若手研究者の人事交流、若手人材・女性教員の戦略的採用及び育成により、教職員全体の活力を向上させ、教育・研究力を向上させます。
2021年度重点実施項目
本学は、国連アカデミック・インパクトのメンバーとして、コロナ対策、カーボンニュートラル等の人類社会全体の共通課題に対し、CPSや異分野融合の研究により「持続可能な開発目標(SDGs)」に貢献し、新しい価値の創造を目指します。
高専連携・教育
高専専攻科と本学のカリキュラムを結び付けた「連携教育プログラム」を基盤として、高専及びその近隣立地企業との共同研究を推進し、教育と研究の連携を一層強化します。
研究
研究大学強化促進事業を展開し、企業との共同研究の推進、EIIRIS の強化、並びに研究推進アドミニストレーションセンター(RAC)の拡充を図ります。
国際化・教育
バイリンガル講義、海外実務訓練、海外協定校を含む海外諸大学との連携、海外での研究や実務経験者の登用、ダブル・マルチディグリープログラム、マレーシア海外拠点の活用等を進め、更なる国際化を目指します。
大学運営
若手教員、女性教員、外国人教員登用を更に進めるとともに、あらゆる差別やハラスメントに反対する意識を高め、ダイバーシティ社会に対応できる大学を構築するとともに、国立大学経営改革促進事業を推進し、大学の経営基盤を強化します。
学生支援
学生の情操教育や人間力向上を目指し、部活動や地域活動など課外活動を更に支援し、学生の積極的な参加を促す取組を進めます。
ニューノーマルに向けての取組
DX 化の推進、活力あるキャンパスライフの環境整備により、入学したくなる大学の構築を目指して、安全・安心・快適なコミュニティの場を創ります。
推進する活動
教育の展開
・長期インターンシップを特徴とし、高専教育に連続させて基礎と専門を積み上げる「らせん型教育」の充実による技術科学力の強化
・数理・データサイエンス教育の全学部学生への展開による、数理的な思考力と技能を兼ね備えた高度技術者・人材の育成
・スーパーグローバル大学創成支援事業による「グローバル技術科学アーキテクト養成コース(GAC)」の実施
・英日バイリンガル講義、海外実務訓練等のグローバル化教育の推進
・国立大学経営改革促進事業を推進し、グローバルリベラルアーツ教育の充実による世界で通用する人間力の強化と、起業家マインドを持った人材を育成する技術経営MOT教育とアントレプレナーシップ教育の強化
高専との連携
・高専専攻科との「先端融合テクノロジー連携教育プログラム」の推進、高専及びその近隣立地企業との共同研究の促進等の、高専連携の強化
・「高専連携推進センター」における、高専との多彩な交流・連携・協働事業の強化
・教員の研修、教育課程の改善、高専卒業生の継続教育などの有機的連携
・三機関(本学、長岡技科大、高専機構)連携事業で構築した連携を基に、その後継となる国立大学経営改革促進事業によるさらなる連携の発展・拡充により、グローバルに活躍し、イノベーションを起こす実践的技術者育成への取組を展開
世界展開・連携
・グローバル戦略本部における世界展開・連携のため戦略の具体化
・グローバルネットワーク推進センターにおける国内外及び学内ネットワーク構築強化を通じた高等教育機関間のグローバル連携・交流の推進
・海外実務訓練派遣や国際共同研究等による、重層的なグローバル人材循環の推進
・外国人卒業生のフォローアップと海外同窓生などのネットワークの強化
・大学の世界展開力強化事業、ダブル・マルチディグリー等による、留学生の積極的な受入れ、学生の海外派遣の推進
研究の展開
・「技術科学イノベーション研究機構」における、先端融合研究創成分野や実践的技術分野の推進
・産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)の推進
・先端共同研究ラボラトリーによる世界トップクラスの研究の推進
・EIIRIS の強化による異分野融合研究の推進とフラグシップ研究の支援による実用化研究・社会実装化研究に強いコアコンピタンスの確立
・共同研究講座による社会実装化研究の推進
・研究力強化のための教員の多様な研究活動の支援による研究力の底上げと、時代の変化に対応できる研究分野の裾野の拡張、及びRAC の拡充による研究力強化
・若手研究者支援、研究費獲得支援、共同研究による基盤研究力強化
産学連携
・RAC を介し、企業等と組織対組織を基本とした「機関連携型共同研究」の推進
・異分野融合イノベーション研究の推進
・産学連携を加速化しやすい環境整備としてのリスクマネジメント体制の強化
社会との連携
・産業界、高専、長岡技科大と協働する、国立大学の経営改革を目指す事業へのチャレンジ
・「社会連携推進センター」における、地方創生・社会貢献のさらなる推進
・社会人向け実践教育プログラムの充実によるリカレント教育の推進と、豊かで持続可能な「地域の未来」創生への貢献
・地域の産学官が連携する「社会人キャリアアップ連携協議会」や「東三河協議会」との連携による地域プラットフォームの構築
支える環境
組織の運営
・管理運営体制の合理化による教育研究の充実
・教員の教育研究意欲を高める年俸制度・報奨制度の促進
・寄附収入の増加に向け、基金の受入れ・運営体制を強化
・女性教員の更なる登用など、男女共同参画推進の実践
・海外での研究や実務の経験者、外国人教員の登用
・研究力に優れた若手教員が能力を発揮できる人事制度の構築と環境整備
・IR データを活用した戦略的大学運営(財務、教育、研究)の実施
・外部資金や新たな自己収入獲得事業による財務基盤の強化
・ジェンダー、障がいの有無、国籍などを問わないダイバーシティ社会において、活躍できる環境、支援制度の充実と、ダイバーシティ推進センターの設立
・ポストコロナ社会に対応できる、新しい大学の運営の実施と強化
ニューノーマルに向けての教育研究、学生支援環境の整備
・設備・キャンパスマスタープランに基づき、学生・教職員の要望を取り入れた、教育・福利厚生環境の整備とキャンパスの国際化
・弓道場の整備やロボコン用工作機械の新調など、学生の課外活動への積極的な参加を促す取組の推進
・ウィズコロナ時代における安全と安心を確保した上での、心と身体の健康を増進する課外活動等への取組の支援と、明るいキャンパスの実現
・あらゆる差別やハラスメントのないキャンパスの実現に向けた取組の推進
・TUT グローバルハウス、附属図書館やマレーシア海外拠点を活用した、学内外の多文化共生・グローバルキャンパス化の展開
・家計の影響を受けず、勉学の機会を提供できる経済支援の充実
研究不正、研究費不正使用への対応
・研究活動、研究費使用等に関するガイドラインへの対応
・教員、学生に対する研究倫理教育の実施、充実
保護者・同窓生との連携
・卒業生連携室における、同窓会と連携した卒業生との相互支援関係の構築
・保護者・同窓生の方々が気軽に立ち寄れ、活発な交流の場となるキャンパスの実現
[初版作成]2015.4.2/ [最終改訂]2021.8.2
総務課