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エフエム豊橋『天伯之城ギカダイ』第264回放送「理科離れと理科工作ボランティア活動」エレクトロニクス先端融合研究所特任准教授 土谷 徹

エレクトロニクス先端融合研究所特任准教授 土谷 徹への取材は7月11日に行いました。

『理科離れ』が叫ばれてから10年近くになろうとしています。

私がこの世界に関わって3年が過ぎ、やっと現状が分かってきた感じがします。少なくとも、小学生は、理科は好きです。むしろ先生の理科離れが進んでいる方が深刻だと思います。また、昔に比べると科学、理科に触れる環境が格段に良くなり、子どもたちは様々なところで体験する事ができる世の中になっています。

しかしながらその反面、有難味が薄れ、また短時間で失敗無く工作をするところが多く、そこで楽しんで終わり、という感じになっていて次に繋がってこないという現実にも直面しています。現在私は、リフレッシュ理科教室、技科大のオープンキャンパス、岐阜県瑞浪市サイエンスワールド等で子どもたちに理科工作を教えています。また、静岡県の中学校の総合学習で指導したり、刈谷、岡崎、岐阜などでも活動をしたこともあります。それぞれ、科学技術の一端を知ってもらい、子どもたちにも楽しんでもらい、いつもとても有意義な時間を過ごしていると思っています。

とても印象深かった件を簡単に紹介したいと思います。ある小学校にカラーボックスを改造した簡単な植物工場を設置し、野菜を栽培して貰いました。色んな光を当てて野菜を育てるのですが、照明の色によって成長の仕方や味、栄養成分も違うのを体験でき、子どもたちはとても楽しく学習できたようです。後日、子どもたち一人一人から感謝状を頂き、『将来、植物工場の研究をしたい』『植物工場で野菜を作りたい』という子どももいて、良かったなと率直に感じました。

中学校の総合学習やサイエンスワールドで魔鏡を作った時も、不思議な現象に『何故?』と感じ議論できたのも良かったと思いますし、また、子どもたち以上に保護者に興味を持って頂けたのも、とても良かったのではないかと思います。

今後は、子どもたちだけでなく、小中学校の先生、保護者にも先進の科学の一端に触れてもらい、少しでも科学、理科に興味を持ってもらえるような活動をしたいと考えています。そして、その中の何人かが科学者になって、将来の日本を引っ張って行けるようになって欲しいと願っています。

『今日から使って欲しい業界(専門)用語』 「魔鏡(まきょう)」

日光などの直線的な光を反射させることにより、鏡の表面には無いはずの像が、反射した光の中に浮かび上がる鏡。身近で簡単にナノテクを体験できるものです。一度体験してみて下さい。


[初版作成]:2013-10-30 [最終改定]:2013-10-30
エフエム豊橋『天伯之城ギカダイ』第264回放送「理科離れと理科工作ボランティア活動」エレクトロニクス先端融合研究所特任准教授 土谷 徹

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