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エフエム豊橋『天伯之城ギカダイ』第229回放送「三次元形状の検索」情報・知能工学系教授 青野雅樹

情報・知能工学系 青野雅樹教授への取材は11月22日に行いました。

科学研究費ならびに東海地域の総務省プロジェクト(SCOPE)で行っている三次元検索に関する研究を紹介します。

国内でこの研究を5年以上行っている研究は、私たちが知る限り技科大と山梨大くらいです。しかし、海外では欧米やアジアの他国を含め、盛んにおこなわれている研究です。国内では、まだ研究自体はメジャーな研究でなく、技術的にも難しい話が多く、依然として基礎研究的な要素が高いです。しかし、敢えて応用例を2例ほど考えると以下のような応用の可能性があります。

たとえば、愛知県は自動車メーカーをはじめ、製造業が今でも盛んな地域であり、3次元CADを業務で使うことが多く、三次元検索のひとつの応用は、このような3次元CADを仕事で使っている人たちに、膨大な部品データベースから、類似する形状を「さくっと精度よく」検索できると、再利用性が高まると考えています。

他の応用例としては、携帯電話やデジタルカメラから撮影した2Dの画像から、3Dを検索できると、街を歩いていて「あのバッグに興味がある」とか、「この植物は何?」からはじまり(2D画像から知識を検索でき)、更に、その3Dのバッグをいろいろな角度から眺めてみたり、3Dの植物を、これを庭に植えたらどんな景観になるかを3Dでシミュレーションしたりできる、と考えています。

『今日から使って欲しい業界(専門)用語』 「『P@1』(ピーアットワン)」

検索をする場合、検索質問に対して、検索結果が通常ランキングリスト返ってきます。そのランキングの第一位の結果が、まさに検索者が欲していたものと一致した場合にP@1がrelevant(適切)だったといいます。同様にP@k(ピーアットケイ)というと、結果のランキング上位k個の中に、どれだけrelevantなデータがあったかの指標になります。この値が大きいほど、検索の意図にあう「良好な」検索システムといいます。ここでPとはPrecision(検索精度)の略です。


[初版作成]:2012-12-08 [最終改定]:2012-12-08

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