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エフエム豊橋『天伯之城ギカダイ』第225回放送「高専と技科大、その視点から見た学生、教育、研究活動」建築・都市システム学系 准教授 松本嘉孝

建築・都市システム学系 准教授 松本嘉孝への取材は11月5日に行いました。

私は、豊田高専より高専・技科大人事交流制度で1年間豊橋技科大の教員を務めています。技科大は高専出身の学生が多いので、高専と雰囲気が似ていますが、学生に会うと、彼らはこの大学で大きく成長したなと思うことがあります。その要因として、高専に比べ大学は、自主性や自立性を重視していることがあると思います。

教育面でいえば、高専は大学に比べて手取り足取り、宿題もありますし、授業数も多くあると思います。教員もよく面倒を見ると思います。ただ、それが高専学生にとっては、学問に対して受け身な姿勢が色濃くなる原因となっているかも知れません。一方大学は、学生が自身で考える機会が多いと思っています。特に、研究面においては自ら計画し、実行し、まとめるまでの一連の過程を、時には一人で、時にはチームワークで乗り越えてくことは、学生の人間性を育む上で重要な体験だと思います。このような両者の特徴を活かしつつ、これからも、高専と技科大とが強い関係でお互いに発展し合いながら歩んでいくことは重要なことだと思っています。

研究活動としては、高専の時からの継続で、「絶滅危惧魚種の生息場の環境評価および保全対策」を行っています。川の近くにある流れの少ない場所で生息している絶滅危惧種のイタセンパラを対象として、生息地の水質環境を主に調べています。高専ではできなかった実験が、大学では可能になるので、いろいろな角度から水域の環境を評価しています。

私は、土木分野出身なので、このような環境保全活動を研究していると聞くと、珍しいと思われるかも知れません。ただ、近年は土木活動と環境保全活動は切っても切れない関係になっています。今後は魚類生態学者や陸水学者、河川工学研究者などとも連携をしながら、研究活動を行っています。


[初版作成]:2012-11-10 [最終改定]:2012-11-10

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