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エフエム豊橋 『天伯之城ギカダイ』第198回放送「「デジタル」は「アナログ」に憧れている!?」電気・電子情報工学系 秋田一平 助教

電気・電子情報工学系 秋田一平 助教への取材は4月27日に行いました。

どちらもどこかで聞いたことがある言葉だと思います。「アナログは古くてデジタルは新しい」といった漠然としたイメージがあるかもしれません。これはある意味では正しい解釈と言えます。アナログという滑らかだけど不安定な物理量を、デジタルという粗く厳格化された単位で表すことで、これまでの世の中は便利になってきました。これは通信やコンピュータなどの世界ではデジタルの方が扱いやすいからです。しかし、不安定なアナログがなくなることはありません。我々が生活する自然界のあらゆる物理現象(電波、光、音、重さ、速さ、そして人間の思考や動きも!)はすべてアナログ量だからです。また、現在は人間の思考をデジタル的に読み取って、義手義足などのモノを、まるで人間の手足のようにアナログ的に動かそうという研究も盛んに行われています。このことから、「アナログは古く、デジタルは新しい」のではなく、実は「デジタルはアナログの滑らかさに憧れていて、これに近づこうとしている」という解釈が正しいのかもしれません。

私の研究では、上記のようなアナログとデジタルの間の「翻訳機」を、半導体技術を使って、より小型に、よりスマートに実現することをテーマとしています。そして、いつかデジタルがアナログの「滑らかさ」を手に入れることを目指して研究を行なっています。

『今日から使って欲しい業界(専門)用語』 「IC(アイシー、集積回路、Integrated Circuitの略)」

聞いたことがある人もいると思います。いわゆる携帯電話やいろいろな電子機器に搭載されているチップと呼ばれる黒い小さな部品のことです。ICは半導体技術によって実現されていて、安くたくさん作れることがメリットです。私の研究であるアナログとデジタルの翻訳機は、このようなICとして実現されています。


[初版作成]:2012-5-9 [最終改定]:2012-5-9
広報部会

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