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エフエム豊橋 『天伯之城ギカダイ』第196回放送「安全に危険を体験する?研究- ドライビングシミュレータによる運転行動計測 -」機械工学系 今村 孝 助教

機械工学系 今村 孝 助教への取材は4月11日に行いました。

自動車は我々の生活にかかせない重要なもののひとつになっていますが、一方で、交通事故など避けて通れないリスクがあります。最近では、"ぶつからないクルマ"のように、事故をふせぐ技術が現実のものとなっていますが、事故の原因の一つに、ヒューマンエラーと呼ばれる運転者自身の行動のミスが挙げられています。

では、上手な運転、安全な運転とはどのようなものでしょうか?何を、どのようにすれば事故が起きない運転ができるのでしょうか?このようなことを明らかにする研究方法が、行動計測・行動分析と呼ばれる方法です。

行動計測では、自動車を運転しているときのハンドルやアクセルの操作の量やタイミングを記録し、数値化します。行動分析では、計算処理により、安全や不安全の原因になる行動を見つけたり、あるいは危険な行動を予測したりします。

このとき、当然、記録する行動のなかには事故と同じような危険な状況もふくめなければなりません。そのようなときに、安全に危険を体験することのできる技術-シミュレーション技術が非常に役に立ちます。いくつかのシミュレーション装置(シミュレータ)を用いながら、その技術がどのように利用できるのか、紹介いたします。

『今日から使って欲しい業界(専門)用語』 「予防安全(Preventive Safety)」

病気になる前に打つ注射のことを予防接種といいます。

おなじように、交通事故が起きるまえにその原因をみつけて、事故を防ぐ安全対策を行う技術を予防安全といいます。

予防安全を実現する技術の開発が、現在盛んに行われていますが、それでも交通事故をゼロにすることはとても難しいといわれています。

予防接種をしたからといって、裸で外にいたら風邪を引いてしまうのと同じように、安全の技術に頼りすぎることなく、技術の発達にあわせて一層運転者が安全を意識することも、重要な予防安全の一つであるといえます。


[初版作成]:2012-4-27 [最終改定]:2012-4-27
広報部会

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