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エフエム豊橋『天伯之城ギカダイ』第217回放送「渥美半島・三河湾沿岸での津波」建築・都市システム学系准教授 加藤 茂

 

 

 

 

 
  

建築・都市システム学系 加藤茂 准教授への取材を9月6日に行いました。

 

8月29日に中央防災会議の南海トラフ地震津波の被害予測が発表され、死者数は最大で32万人、そのうち津波による死者は7割の23万人に及ぶと予測されました。しかし、避難等のソフト対策により津波の死者は8割程度減らせるとも言われています。そのことは、2割程度(4万人強)の方が津波の被害に遭ってしまうことを示しています。


今回の発表を受けて、我々はこの巨大地震津波に対する備えを考えなければなりません。今回の想定は被害規模が最悪となるもので、その発生確率はかなり低いものと言われています。また、様々な仮定(例えば、海岸構造物が全く機能しない、地震動により沈下する、越流後は機能しない、など)が設定されています。


外海に面した渥美半島太平洋岸では、20m以上の津波が来襲すると予測されています。三河湾内でも、場所によっては6m以上の津波が到達するとされています。

予測結果はあくまでも数値シミュレーションによる結果です。上記のような想定の条件や実際の現地の状況を踏まえて、発表された予測結果(数字)のみに惑わされることなく、今後の対策を考える必要があります。
 

 

今日から使って欲しい業界(専門)用語】「自助(三助、自助‐共助‐公助)」

 

昨年の大震災を受けて、すでに多くの方が深く認識されているかもしれませんが、再度、この言葉を挙げさせていただきました。災害が発生した場合の防災行動には、自助、共助、公助という「三助」という考え方があります。自助とは「自ら身を守ること」、共助とは「地域住民やボランティア、企業等の連携によって助け合うこと」、公助とは「国や自治体が支援・援助を行うこと」です。


災害発生時には、何はともあれ、自分が助かることを考える(=自助)が重要であり、それがなければ、大切な人を助ける(=共助)こともできず、その後の国や自治体からの支援を受けて(=公助)復興に向かうこともできません。まずは「自助」であり、各自がそれをできていれば全体としても多くの人が被害を少なくすることができます。


日頃から災害時に自分の身を守ることを考えることが重要です。


  

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[初版作成]:2012-10-12 [最終改定]:2012-10-12

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