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エフエム豊橋『天伯之城ギカダイ』第216回放送「筋肉の老化現象-サルコペニア(加齢性筋減弱症)-に打ち勝つには?」体育・保健センター准教授 佐久間邦弘 

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体育・保健センター 佐久間邦弘 准教授への取材を8月30日に行いました。

 

【サルコペニア】という言葉をご存じですか?サルコペニアとは別名、加齢性筋減弱症ともいい、加齢(老化)にともなう骨格筋の萎縮のために、今までできていたこと(重い荷物を持ち上げる、かけ足をする、自分で着替えをする)ができなくなっていく現象を指します。加齢(老化)にともなう筋萎縮は、筋細胞数の減少と、速筋線維(疲労しやすいが、強い力を発揮する)の選択的萎縮により起こります。ところが何故加齢(老化)にともない筋萎縮が起こるのか、そのはっきりした原因はわかっていません。サルコペニアの原因として、私は骨格筋中のオートファジー (自食)に注目しています。加齢した実験動物(マウス)の骨格筋では、このオートファジー機構が著しく活性化しているのです。オートファジーは、不必要なあるいは変性した蛋白質を分解処理する機構ですが、必要以上に活性化すると筋萎縮につながります。習慣的な運動が、加齢(老化)期のオートファジーの活性化を食い止め、その結果サルコペニアが軽減されるという仮説を現在検証しているところです。
 

一方、サルコペニアの症状は、運動だけでなく特定の栄養物質(必須アミノ酸など)を摂取することで抑えられる可能性があります。この内容に関してもきちんと科学的証明がなされていません。サルコペニアを軽減する機能性食品の探索についても企業と連携して、現在研究を進めています。


 

 

今日から使って欲しい業界(専門)用語】「サルコペニア」

 

サルコペニアとは別名、加齢性筋減弱症ともいい、老化にともなう骨格筋の萎縮のために、今までできていたこと(重い荷物を持ち上げる、かけ足をする、自分で着替えをする)ができなくなっていく現象を指します。


加齢(老化)にともなう筋萎縮は、筋細胞数の減少と、速筋線維(疲労しやすいが、強い力を発揮する)の選択的萎縮により起こります。

  

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[初版作成]:2012-9-6 [最終改定]:2012-9-11

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