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エフエム豊橋『天伯之城ギカダイ』第210回放送「構造材料のサイエンス」機械システム工学系教授 戸田裕之

機械システム工学系 戸田裕之教授への取材は7月12日に行いました。

構造材料は、自動車、電車、飛行機などの輸送用機器、ビルや橋梁などをはじめ、様々なものに使われています。鉄鋼やアルミニウムなどの身近な素材はすでに身の回りにあふれていますが、21世紀なりの新しい研究手法を適用して、構造材料にサイエンスの光を当てるのが我々の研究です。新しい3D/4Dイメージングを適用して評価することで、ものが壊れたり劣化したりする真のメカニズムを理解します。これが理解できれば、構造材料のより賢い使い方、性能を出し切る使い方が可能になります。これは、特殊な元素を添加したり、特殊な装置を用いることなく、いまある設備で今ある構造材料を作りながらも、その高性能化が達成できることにつながります。

「21世紀なりの新しい評価法」とは、シンクロトロン放射光という特殊な光を用いた3D/4Dイメージングです。簡単に言えば、ナノ、ミクロのレベルで材料の構造や壊れていく様子を3Dで連続的に観察する(連写する)ことにつながります。これは、病院のCTスキャンと比べ、1000~10000倍も分解能が高い3D観察法です。

『今日から使って欲しい業界(専門)用語』 「4D」

基本的には、ドラえもんの四次元ポケットの四次元と同じ定義です。三次元は、縦、横、奥行きの世界ですが、それに時間という4番目の軸を足したものです。我々の分野では、高精細な3D画像を時間とともに何十枚も連続取得し、3Dで表される形態の変化を理解することにつながります。


[初版作成]:2012-8-16 [最終改定]:2012-8-16

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