実際の議論で何人かの学生は、インドネシアの学生との間で、リーダーシップをとって議論に参加しており、非常に頼もしく感じました。また、インドネシアと日本の学生双方が、それぞれの文化や習慣の違いを認めながらも、相手の意見を尊重し、真剣に議論を行うことができ、英語力の不足を感じていた学生も、今後、どのように自分のコミュニケーション能力の改善に向け取り組むべきか、大きなヒントを得たように思います。セミナー実施後、日本政府が支援する国立公園管理プロジェクトを視察しました。飲料水、電気、ガスなどの供給の十分でない地域で暮らす住民との直接対話や現地で活動する日本人専門家によるプロジェクトの紹介もまた、貴重な経験となりました。
(文責:工学教育国際協力研究センター助教授 池田則宏)
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