豊橋技術科学大学広報誌 天伯
 
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若さでまちなか活性化☆チャレンジショップ2006/地域連携室
 
 
 

オープニング風景

オープニング風景

 豊橋市の中心市街地は、衰退化が進み、空き店舗の増加等の問題を抱えています。
 これらの問題に対し、行政、(株)豊橋まちなか活性化センター(TMO)、NPO、そして商店街の方々は、中心市街地の活性化を図ろうと日々様々な取り組みをしています。そこで、地元の大学生、専門学校生が中心となり、チャレンジショップが開催されるようになりました。
 チャレンジショップとは、中心市街地の空き店舗を活用し、夏休みを利用してまちなかの活性化を行うイベントです。実際に街に出て中心市街地の現状を把握し『なぜ』まちは衰退してきているのかを、学生の視点で考え・追求する事で、様々な視点や意識の違いを認識でき、また、まちなかに住む方や商店街の方との交流によって新しい発見・考え方が生まれ、幅の広い視野を得ることで、将来、地域の活性化を担う人材となることを目指しています。
 5年目となる今年は、まちに関わる多くの、小さなかけら『Little Pieces』が集まって大きなうねりとなり、中心市街地の活性化につなげたいと思い、テーマを『Little Pieces』とし、事業を展開させました。東三河地域が全国一の農産物の産地であること、中心市街地の地価下落によるマンション建設が行われていること、中心市街地に生鮮食料品を扱う店が少ないということから、今年は、7月29日から8月20日まで、八百屋を核として事業を行いました。
 チャレンジショップが将来豊橋を代表するイベントの一つとして盛り上がりを見せるようになれば、まちなかの活性化にも大きく貢献していくと考えています。


サマーカレッジチャレンジショップ実行委員会委員
建設工学専攻 修士1年  谷口 豊

イベント(収穫祭)の風景

イベント(収穫祭)の風景

 
 
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高専のパートナーを目指して〜本学出身高専教員との交流会から〜/高専連携室
 
 
 
高専連携室
 高専連携室では、室がスタートした平成16年から、本学出身の高専教員の方々を本学にお招きし、意見交換会と懇親会を毎年開催してきました。第1回目は20高専21名、第2回目は22高専26名の本学出身教員の方々に参加いただき、ご意見、ご要望等を多数お聞かせいただきました。それらのご意見の中から、「ラボツアー(研究室見学)」や「高専訪問エキスパート制度」などが生まれています。交流会は高専連携室の活動のエネルギー源になっています。
 「ラボツアー」は、従来は研究室単位で個別に対応していましたが、本学の公式ウェブサイトに見学コースの案内や申し込み方法を掲載し、大学全体での受け入れ体制を整備しました。それにより、本学の研究室見学の申し込みがよりスムーズに行えるようになり、既に申し込みを受ける等、交流会でのご意見が反映されています。
「高専訪問エキスパート」は、高専とのつながりをより密にし、情報を集約して把握する、高専訪問のプロを目指す集団です。エキスパートは、高専を地域別に担当し、本学をより深く知ってもらうためのパイプ役として、各高専との連携に積極的に関わっていきます。
 3回目となる今年の交流会も、なるべく多くの方々に参加していただき、高専と技科大の連携に関する具体的な課題について意見交換したいと考えています。今回の交流会は創立30周年目となる節目の年の開催です。高専連携の新たな一歩となるものにしたいと考えていますので、皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。なお、開催時期は過去2回と同じ12月を予定しております。
 
 
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TUT学生が英語で議論 〜インドネシアの学生と交流〜/国際交流室
 
 
 

プログラム参加者

プログラム参加者

 本学では、8月19日から11日間、本学の交流協定校であるインドネシアのバンドン工科大学で「大学生国際交流プログラム」を実施しました。今年で4回目となる本プログラムは、本学学生9名、バンドン工科大学学生12名、さらには、今年5月のジャワ中部地震で大きな被害を受けたガジャマダ大学学生5名が参加し、インドネシアと日本の学生が一緒になって3つのグループに分かれ、「国際的な防災への取り組みに貢献する科学技術」をテーマに、英語で議論しグループ毎にプレゼンテーションを行いました。本学から参加した学生は、プログラム開始の1ヶ月前から、インドネシアの学生に対し、日本の防災対策やそのための科学技術について、自分の意見を英語で説明できるよう、準備しました。

 実際の議論で何人かの学生は、インドネシアの学生との間で、リーダーシップをとって議論に参加しており、非常に頼もしく感じました。また、インドネシアと日本の学生双方が、それぞれの文化や習慣の違いを認めながらも、相手の意見を尊重し、真剣に議論を行うことができ、英語力の不足を感じていた学生も、今後、どのように自分のコミュニケーション能力の改善に向け取り組むべきか、大きなヒントを得たように思います。セミナー実施後、日本政府が支援する国立公園管理プロジェクトを視察しました。飲料水、電気、ガスなどの供給の十分でない地域で暮らす住民との直接対話や現地で活動する日本人専門家によるプロジェクトの紹介もまた、貴重な経験となりました。


(文責:工学教育国際協力研究センター助教授 池田則宏)


話合いを進める学生たち

話合いを進める学生たち

 
 
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特筆すべき進捗状況!!〜業務実績評価結果について〜/目標評価室
 
 

 本学が実施した、平成17事業年度の業務実績について、平成18年9月29日に国立大学法人評価委員会から評価結果が通知されました。
 「業務運営の改善及び効率化」、「財務内容の改善」、「その他業務運営に関する重要事項」の全ての事項において、「中期目標・中期計画の達成に向けて順調に進んでいる」と評価されました。
 特に、「自己点検・評価及び情報提供」の事項では、「中期目標・中期計画の達成に向けて特筆すべき進捗状況にある」と通知されました。
 これは、新たに実施することとなった大学機関別認証評価を全国の国立大学法人に先駆けて受検し、大学評価基準を満たしていると認定されたこと、学部の5課程、6コースが日本技術者教育認定機構(JABEE)による認定審査に申請し、申請したすべての技術者教育プログラムが認定されるなど、本学が教育改善や教育の質保証に関し積極的に対応している点が評価されたものです。
なお、評価結果の詳細は、 公式HP
URL:https://www.tut.ac.jp/intr/image/append/jisseki_d32-1/index.htm#3
に掲載してありますので御覧下さい。
 この評価は、平成16年4月の国立大学法人化に伴い、すべての国立大学法人に対し、法人自らが立てた6年間の中期目標・中期計画に従い、中期目標期間(今期は平成16年度から21年度までの期間)の業務の実績について文部科学省に報告書を提出し、文部科学省国立大学法人評価委員会の評価を受けることとなっているものです。
 この評価結果は、文部科学省から各国立大学法人に配分される次期6年間の運営費交付金の算定に反映されます。また、各事業年度の業務の実績についても毎年度終了後3ヶ月以内に報告書を提出し、同委員会の評価を受けることとなっているものです。

 
 
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国立大学法人 豊橋技術科学大学