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機械工学系 永井萌土助教が、日本機械学会マイクロ・ナノ工学部門 新分野開拓表彰を受賞しました。

受賞 | 2016年12月26日


賞状と楯を持つ永井助教賞状と楯を持つ永井助教

機械工学系 永井萌土助教が、日本機械学会マイクロ・ナノ工学部門より「日本機械学会マイクロ・ナノ工学部門 新分野開拓表彰」を受賞しました。(平成28年12月16日)

本賞は、マイクロ・ナノ工学に関して、複数の異分野の実質的な協働のもとに、新たな研究領域で優れた業績を達成した個人に対して贈賞されるものです。

主催者: 日本機械学会マイクロ・ナノ工学部門

受賞名: 日本機械学会マイクロ・ナノ工学部門 新分野開拓表彰

受賞者: 機械工学系助教 永井萌土

業績名: 微生物と機械を融合したマイクロ知能システムの開発


我々が抱える様々な仕事を意識しない形で処理して、生活を豊かにすることが期待されています。そのためには微小な環境の情報に応じ、自律的に仕事を処理する「マイクロサイズの知能システム」が役に立ちます。

本学の永井助教は、この期待を実現するため、微小環境に応答し自律的に動作する微生物を知能機械として取り込んだ「マイクロ知能システム」を開発しました。微生物(単細胞生物のツリガネムシや藻類のボルボックス)をシステムの人工構造体の内部に配置して、駆動源として使用しました。そして微生物融合システムとして、①Ca2+応答性マイクロバルブ、②光応答型マイクロバルブ、③自律駆動型マイクロミキサを開発し、機能を実証しました。これらのシステムは、微生物の機能を活用することで、超並列的かつ自律的に動作する特有の機能を有します。

また目的の作業達成に向けたマイクロ知能システムを開発する学術基盤を構築しました。つまり微生物と機械を組み合わせ、望みの駆動をさせ、高次の工学機能を発現させる原理を明らかにしています。本研究により、微生物を機械と融合し、目的の仕事を自律的に処理するシステム開発のための汎用的な手法を確立しています。

表彰状表彰状

表彰楯表彰楯

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