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竹中征夫 氏(株式会社竹中パートナーズ 代表取締役兼最高経営責任者)を講師に迎え、豊橋技術科学大学プレステージレクチャーズを開催しました。

イベント報告 | 2016年12月14日


竹中征夫 氏(株式会社竹中パートナーズ 代表取締役兼最高経営責任者)を講師に迎え、豊橋技術科学大学プレステージレクチャーズを開催しました。

日時: 平成28年12月8日(木)14:40~16:10
場所: 本学講義棟 A2-101
テーマ: グローバルに進出する日本企業の課題
講師: 竹中征夫 氏(株式会社竹中パートナーズ 代表取締役兼最高経営責任者)

講師紹介:
『サムライ会計士―昭和のジョン万次郎』
1942年、愛知県豊橋市生まれ。母親に連れられ、心ならずも、15歳の時に父が暮らすアメリカに渡る。1965年、アメリカの大手会計事務所に日本人第一号として採用され、日本企業の国際化が進む中、大企業のアメリカ進出における会計処理を手がける。また、金融機関をはじめ、自動車からカップ麺まで、数々のM&Aを成功させたM&Aアドバイザリーの草分け的存在であり、日系企業のグローバル化に道筋をつけた開拓者である。1989年、TAKENAKA PARTNERS LLC.を設立し、74歳になる現在も、世界を飛び回りながら数多くのM&Aや経営コンサルティングを手がけている。2013 年、ライフストーリーが小説化され、仲俊二朗著「サムライ会計士」(栄光出版社)が出版された。

詳細はこちらをご覧ください。

講演概要:
日本は少子化による人口減少、将来の市場規模の縮小並びに競争の一層の激化が避けられません。これ等の経営環境の構造的変化を踏まえて、グローバル市場に進出する日本企業の課題は何か?「プロアクティブなクロスボーダーのM&Aとアライアンス」の積極的な活用こそがその解決策になると長年の経験から確信します。世界にはまだ魅力的な市場が存在し、チェンジに鈍感な日本企業も「今」やらないと世界の潮流から取り残されてしまうリスクがあります。M&A/アライアンスの成功の秘訣は、相手企業を支配することではなく、モティベーションを持たせる環境作りが最も大切なことと述べられています。

今回、理系の若い学生へ、また生まれ故郷である豊橋での講演ということで特別な思いを述べられて講演が始まり、海外から見た日本の現状を日本にいる我々に強い衝撃を与えるものでした。
これまで当たり前と思っていたことが、海外からは異質に見えます。その理由は、「狩猟民族」と「農耕民族」の考え方の違いによるものであり、このことを意識しないと海外との違いを理解することができない。また、物事の本質を見るために、枝、葉を見て判断するのではなく、「根っこ」を見ることの大切さを強調されました。これは、これまで竹中氏のライフワークの考え方であり、具体的な事例を挙げながら講演されました。
最後は、現在話題のアメリカ大統領選の結果についての見方も説明された。講演を通して、新しい見方、考え方を与えていただきました。また、日本の外へ出て初めて多くのことを知ることができるので、若い人たちへ海外経験を積むことの重要さを伝えられました。

講演会の感想(一部)

  • ●農耕民族、狩猟民族のような民族性という別の視点が興味深かった。
  • ●日本と外国との考えの違いについて深く知ることができた。
  • ●非常に参考になる内容で、納得できることが多数あった。
  • ●今までと違う視点の考え方が聞けた。国際会議などを想像すると思いあたる節が多くあった。
  • ●日本人の心をもったアメリカ人の経営・市場分析は面白い。

講演はデジタルライブラリーで公開しています。
講義映像(第12 回 グローバルに進出する日本企業の課題)
豊橋技術科学大学 デジタルライブラリ プレステージレクチャーズ

竹中征夫 氏

竹中征夫 氏

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