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大西学長メッセージ『積極的な国際交流の促進に向けて』

トピックス | 2016年7月19日


記事を書いていたら、7月10日(日)に開催された「NHK学生ロボコン2016」で本学が準優勝となったというニュースが飛び込んできました。僅差で優勝を逃したとはいえ、健闘した学生諸君の栄誉を称えたいと思います。

さて、5月終わりから、7月初旬にかけて、コロンボ、ハノイ、ベルリン、パリ、バンコクと海外出張が続きました。このうちのハノイとバンコクでは、本学の卒業生と会うことができ、活躍の様子を知るとともに、今後の交流促進に向けた前向きな話を聴くことができました。また、ベルリンとパリは、日本と先方の大学協会の会合が用務で、本学との交流に関心を持つ大学と意見交換することができました。

強く感じたことは、アジアでも、欧州でも、諸大学が、国外大学との交流に熱心になっていることでした。世界的に留学生が増加する中で、留学生の交換、共同研究をはじめとする多様な大学間交流を進めることで、国籍や宗教の差異、文化的な背景の差異を超えて学び合ったり、共に研究する場として大学を位置づけようとする意欲が高まっていると言えます。また、各大学が、国際共通言語としての英語によるカリキュラムを充実させていることも実感できました。

一方で、それぞれの言語によって培われてきた固有の知識体系や、深いレベルの意思の疎通を如何にして維持していくのか腐心している様子も伺えました。

また、日本の国立大学協会(国大協)が呼びかけて、各国に置かれている日本の大学の現地事務所を、他の大学も利用できる仕組みを整えようとしていることも、本学にとっては朗報でした。こうした枠組みに積極的に参加することによって、特に欧州の大学の動きを的確に把握して、より積極的に交流を促進することができるのではないかと思います。

こうした国際交流のきっかけになり、土台になるのは、特に教員の日常的な研究上の交流だと思います。国際学会などの折に、同分野の相手方教員と話が進んで、様々な形の交流が生まれるなど、やはり研究上の関心が交流のきっかけになり、推進力になることが多いと私も自分の体験から実感します。もちろん、HPなどで、それぞれの研究を的確に紹介する習慣をつけることや、大学の積極的な受け入れ姿勢をアピールすることも欠かせません。

本学では、スーパーグローバル大学創成支援事業や高専機構、長岡技科大との3機関連携事業で国際化を推進してきています。スーパーグローバル大学事業では、既に来年からの3年次編入生の入試が終わり、プログラムのスタートを待つばかりとなりました。国際化によって、さらに一歩、本学の活動を世界で評価されるものとするために、本学の力を結集していきたいと思っています。

(学長室だより 第108号より)

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