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グローバル工学教育推進機構 国際交流センター 大門裕之教授が平成28年度文部科学大臣表彰科学技術賞(科学技術振興部門)を受賞しました。

受賞 | 2016年5月 6日


豊橋技術科学大学グローバル工学教育推進機構 国際交流センター 大門裕之教授が平成28年度文部科学大臣表彰科学技術賞(科学技術振興部門)を受賞しました。

大門裕之教授の「バイオマス利活用を推進する再資源化複合技術の振興」に対して、顕著な功績をあげた者を対象とした科学技術賞(科学技術振興部門)が授与されました。

本賞授与については4月12日に文部科学省から報道発表があり、20日に授与式が行われました。

【受賞業績概要】
下水汚泥を含む廃棄物処理およびバイオマス利活用、農業の発展に寄与する植物工場普及促進、CO2排出量低減対策、自治体経営や縦割り行政のあり方、新産業や雇用の創出、地域活性化は全ての地域で課題となっており、自治体間を跨ぐ産学官民で取り組む新たな社会システムを先導する事例を示す必要がありました。

本活動は、実際の下水処理場において、下水汚泥およびその他バイオマスを混合処理すると共に、高品位肥料やバイオガスを製造しています。さらにバイオガス中の CO2 を海藻工場に、バイオガスによる発電を行う際に発生するCO2と熱を、隣接する植物工場に利用しています。このように各要素技術を複合化し、持続性の高い再生可能エネルギーを効率的に利用する実証試験を行い、気候変動対策の実証、事業性の評価、市民をも巻き込んだ産学官民連携、新たな社会システム改革の具体像を示した上で、海外を含めた他地域への展開を推進しています。

本活動により、これまでの廃棄物を単に処理するというパラダイムから脱却した新たな公共施設としての行政サービスの普及促進が行われています。また、各自治体や様々な分野においても新たな構想が練られていることから、科学技術の振興に大いに寄与しています。

大門裕之教授文部科学省の授与式会場にて

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