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電動バイクを用いた二酸化炭素排出量削減に関する社会実験を実施しています。

トピックス | 2012年10月16日


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  実験車両 : スズキ e-Let’s
  

未来ビークルシティリサーチセンターの後藤尚弘准教授(環境・生命工学系)のグループは、豊橋市役所とスズキ株式会社と共同で、本年10月11日(木)から来年7月31日(水)(予定)まで電動バイクによる二酸化炭素(CO2)削減の可能性に関する社会実験を行っています。実験は豊橋市の大学連携調査研究費補助事業の一環として行っています。


社会実験は、スズキ株式会社から貸与された電動バイク(e-Let’s 2台)を豊橋市役所の公用車として利用し、利用者の電動バイクの使い勝手について調査するものです。運輸部門からの二酸化炭素排出量削減は大きな課題であり、次世代環境車の普及がそれに大きく貢献すると考えられています。次世代環境車として注目されているもののひとつに電動バイクがあります。電動バイクは走行時の二酸化炭素排出量がゼロであり、例えば、太陽光発電や風力発電等の多様な再生可能エネルギーを活用することもできます。社会実験では電動バイクを公用車として市職員が利用することによって、電動バイクの便利・不便な点を明らかにするとともに、電動バイクを普及させるための環境情報を提案するものです。


今回の実験には、スズキ株式会社から提供された「電動スクーター e-Let’s」を使用しています。e-Let’sはバッテリーを2個搭載することができ、従来の電動バイクに比べて航続可能距離が増えています(従来の電動バイク(国内メーカー製)が約40kmに対して、スズキのe-Let’sはバッテリー2個使用で60km)。また、バッテリーを取り外しできることから家に持ち込んで充電することもできます。


社会実験は公用車として電動バイクを利用した職員が利用した理由を記録するとともに、電動バイクを利用しなかった職員についてもその理由を記録していきます。バイクを利用しない理由を分析することによって、それら利用障壁を乗り越える情報を提案し、電動バイクの普及を図るものです。


本学ではこのような研究の他にも、未来ビークルシティ事業として、持続的に発展する「低炭素社会」と少子高齢化に伴う「安全・安心社会」の構築を目的とし、多くの研究に取り組んでいます。

 

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