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平成23年度テーラーメイド・バトンゾーン教育 バトンゾーン特論第一講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

イベント報告 | 2011年11月14日


講義をされる水間博士

講義をされる水間博士

 

 

 

トップと語る会の様子
トップと語る会の様子

11月10日(木)A1-201講義室にて、テーラーメイド・バトンゾーン教育 バトンゾーン特論第一講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

今回は、独立行政法人 交通安全環境研究所 理事 水間 毅 博士 をお招きして、『日本における新しい交通システム開発の歴史』と題して、交通というインフラストラクチャに関わるご講演をいただきました。

まず、交通安全環境研究所について、鉄道を中心として試験認証に取り組む研究所の機能や組織構成についてご紹介をいただきました。その後、新しい交通システムについて、車両の走行の仕方、運転の仕方、支持の仕方、駆動方式などによって鉄道交通のシステムは分類されることとその実例について、交通の発展の歴史も交えて紹介されました。その中で、日本で1970年代から開発、実用化されてきたゴムタイヤ駆動の新交通システム、リニアモータを使用したリニア地下鉄、常電導磁石技術を利用したリニモ、情報通信技術を利用して、軌道上を無人走行する次世代交通システム等や、開発中の位置エネルギーを利用したエコライドについて詳しく述べられました。車両を浮上させて支持するシステムについては、センサーによる制御の実現が技術の根幹をなしており、特にエレクトロニクスの寄与が大きいことも示されました。また、日本で開発された先進的な交通システムは、これまで技術オリエンティッドで開発が進んできているが、今後は、高齢者対応、過疎地方への対応を考慮した、ニーズオリエンティッドな開発が求められること、国際規格化して海外展開も考慮すべきことを強調されました。最後に、国の試験研究機関で交通システムの観点からインフラストラクチャの整備に関わることも、意義あるキャリアパスの一つであること、若い学生諸氏が将来こういった仕事に携わることを期待しますとのお言葉で講演を結ばれました。
 

講義後半のスーパーリーダー塾『トップと語る会』では、学長室で水間博士とテーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム履修学生(TB学生)による座談会がおこなわれました。この座談会では、水間博士が電子工学の分野で学位を取得した後に、一見、異分野とも思える交通システムの仕事に携わるようになった経緯や国の機関で働くことの意義などを、履修生の質問におこたえいただく形でお話いただきました。履修生にとって、自らの将来を幅広く考える契機となる充実した座談会となりました。
 

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